ビューティガレージの2023年4月期中間決算(2022年5月1日~2022年10月31日)は、売上高が前年同期比10.2%増の126億4400万円。第2四半期の売上高は、四半期ベースでの過去最高値を更新した。
一方、営業利益は円安が影響し、同13.0%減の5億900万円となった。
ビューティガレージ中間決算
2023年4月期第2四半期(2022年5月1日~2022年10月31日)※連結
■売上高
126億4400万円(前年同期比10.2%増)
■営業利益
5億900万円(同13.0%減)
■経常利益
5億1100万円(同12.4%減)
■親会社株主に帰属する当期純利益
3億4800万円(同7.8%増)
※包括利益 3億6800万円(同7.7%増)
売上高は店舗設計事業が伸び悩んだが、主力の物販事業がけん引。また、ソリューション事業が伸び、四半期ベースでの過去最高値となった。
一方で、営業利益と経常利益は前年同期比を下回った。円安のさらなる進行にともなう海外からの仕入れコストの増大などが影響した。
セグメント別の業績概要
セグメント別の業績は、物販事業とその他周辺ソリューション事業が堅調に推移したものの、店舗設計事業は前年を下回る結果となった。
物販 | 店舗設計 | その他周辺 ソリューション | |
売上高 (千円) | 10,403,972 (16.1%増) | 1,510,477 (26.9%減) | 730,142 (61.6%増) |
セグメント 利益 (千円) | 460,341 (1.6%増) | 64,579 (59.2%減) | 75,906 (96.7%増) |
物販事業は、ECでの売上比率が引き続き増加。特にモバイル経路が大きく拡大している。
取り扱いブランドと商品ラインナップの拡充もあり、NB化粧品・材料の売上比率は55.6%と成長が続く。
その他周辺ソリューション事業は、売上高が前年同期比61.6%増と大幅に伸長。店舗リース、提携ビジネスカード、損害保険などが堅調に推移した。
店舗設計事業については、人的リソース不足による受託案件数の減少とコロナの影響による前年度の特需の反動もあり、売上高は同26.9%減。一方で飲食店やクリニックなど美容サロン以外の案件が増加し、平均案件単価は上昇した。
2022年度上半期の主なトピックス
ビューティガレージの2022年度上半期の主なトピックスは次の通り。
■2022年5月
■2022年6月
■2022年10月
■2022年10月
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通期の業績予想
■売上高
270億1300万円(前年同期比15.4%増)
■営業利益
14億700万円(同17.1%増)
■経常利益
14億1000万円(同16.1%増)
■親会社株主に帰属する当期純利益
8億5000万円(同19.7%増)
※直近に公表された業績予想からの修正は無し
文/大江きさき