一般消費者がネット上でサロン専売品を買うことができ、美容サロンに利益が入るというBtoBtoCのECサイト。
昨年あたりから急激に関心が高まる中、ビューティガレージは2022年2月22日付で、コストゼロ、在庫リスクゼロの「Salon.EC(サロンドットイーシー)」の提供をスタートした。
コストゼロ、在庫リスクゼロ
美容サロン向けのネットショップ構築サービス「Salon.EC(サロンドットイーシー)」は、初期費用0円、月額費用0円、 決済手数料0円、ビューティガレージ在庫商品の販売手数料0円。
コストゼロ、在庫リスクゼロで始められるという手軽さもあって話題沸騰。昨年12月9日からの2カ月あまりで、1000件を超える申し込みがあったという。
二段階の公開設定、スタッフごとのインセンティブ管理など機能充実
正式なサービスリリースに伴い、機能の詳細が発表された。
ネット経由の物販でも店販と同じくスタッフごとにインセンティブ管理ができる機能、オープン&クローズドの二段階方式など、多彩な機能を備えている。
1)コストゼロ・在庫リスクゼロでスタート可能
初期費用、月額費用、決済手数料、販売手数料がすべて無料。
また、ビューティガレージの取扱商品は、同社が購入客のもとへ発送するため、サロンは発送の手間や配送料がかからない。
コストゼロ、在庫リスクもゼロでスタートできる。
2)オープン&クローズドの二段階方式
一般ユーザー向けのオープン販売、来店顧客に向けたサロン専売品のクローズド販売の両方に対応する、オープン&クローズドの二段階方式を採用。
“インターネット経由で来訪した一般の方”か、あるいは“サロンに来店したという認証を受けた会員の方”なのかによって、それぞれ販売する商品群を分けたり、価格設定を変更したりすることができる。
このため、商品ごとに販売サイトを変えるといった管理の手間をかけることなく、1つのネットショップ内で「アパレルは誰にでも販売、カウンセリング化粧品は会員にだけ販売」など、売りたい人に売りたい商品を販売できる。
3)サロン在庫品も販売OK
また、サロンオリジナル商品やアパレル商品、他社から仕入れた商品なども、サロン在庫品として販売できる。
ただし、ビューティガレージの取り扱い商品であれば無料だが、サロン在庫品については販売代金の6%が取扱手数料(決済/販売)としてかかる。
4)サロンの個性で選べるサイトデザイン
Salon.ECは、あくまでネットショップ構築サービスという縁の下の力持ち。一般のお客さまからは、そのサロンのオリジナルサイトに見えるようにと設計されている。
ネットショップは、サロンごとに独自の屋号をつけることができる。また、サイトのデザインテンプレートも豊富に用意しているので、サロンの雰囲気に合わせて選べる。
5)専門知識不要のわかりやすいUI/UX
誰でも直感的に管理画面を使えるように、わかりやすいUI/UXで設計。ショップ運営の負担を軽減する。
6)スタッフごとのインセンティブ管理機能
登録会員(お客さま)ごとに担当者と料率(フィー)を自由に設定可能。
通常の店販と同じ仕組みで運営できるため、販売に貢献したスタッフを正当に評価できる。
7)在庫お預かりサービス
サロン在庫についても、ビューティガレージに商品を預ければ、同社の物流センターから出荷される。
有償サービスだが、発送の手間を省いてサロンワークに集中したいサロンにはおすすめだ。
8)5000円以上で送料無料
お客さまにとっては、購入金額が税込5000円以上で送料無料となる。
ネット購入を試しやすくなるのはもちろん、まとめ買い、ついで買いの促進も期待できる。
9)17時までの注文は当日発送
17時までの注文は当日発送。“すぐ欲しい”のニーズに応える。
10)充実したアフターフォロー
さらに、開設・販売開始までのサポート、集客サポートなど、充実したアフターフォローも有償で用意している。
2022年度末にサロン3500件、ユーザー数7万人超へ
サロンの事前申し込みが1000件を超えたSalon.EC。2022年度末までに、登録サロン事業者数3500件、登録ユーザー数7万人超を目指す(サロン事業者数は複数店舗のチェーンについても1件としてカウント)。
美容業界の従来の物販サイトと一線を画すユニークなシステムについては、特許を出願中だ(特願2022-19476)。
「デジタルマーケティングのノウハウをサロン側にも共有し、サロンのDX(デジタルトランスフォーメーション)が本格化する時代に向け、今後も美容サロンの繁盛を支援していく」といい、ビューティガレージが長年BtoBのECサイト運営でつちかってきた改善・進化の知見を、BtoBtoCのSalon.ECにも活用していく。
(参考)サイトデザインのイメージ例
サイトのデザインテンプレートは豊富に用意。カラーバリエーションやスタイルを選んで組み合わせていくだけなので、システムの知識がなくても簡単に設定できる。
お店からのお知らせを強調したい、写真を大きく見せたい、スタッフによる紹介文で製品特長をしっかり伝えたいなど、サロンの方針によってサイトをデザインできる。