全国理美容製造者協会(NBBA)が、年間3回以上サロンを利用している15~69歳の女性5,233人を対象に行った「サロンユーザー調査2020秋(2020年10月調査)」の結果を発表した。
それによると、1年間のサロン利用回数は5.6回で、全ての年代でわずかに減少していることがわかった。
サロン利用「年3~8回」が50%
サロン年間利用回数
サロンの利用回数について「年3~8回」と答えた人が最も多く、全体の半数(50.8%)を占めた。次いで0~2回が約40%、9回以上は約10%という結果となった。
年代別では、年0~2回の利用が最も多いのは10代(49.9%)。一方で、60代は69.7%の人が年3回以上利用しており、年齢が高くなるにつれて利用回数が増える傾向にあることがわかった。
これは、パーマやグレイカラーなどのメンテナンスのため、来店頻度が高くなっていると考えられる。
また、年間利用回数は、どの年代も7回を境に急激に減っている。
「年3回以上利用」30代以上で激減
サロン年間利用回数
一方で、年3回以上利用する人の割合は、2019年と比べて66.8%から60.1%と10%相当減少している。
特に30代以上で大きく落ち込んでおり、直近4年間で最低となった。
これには、コロナ禍によるステイホームや、外出による感染リスクを回避する動きがあったことが影響していると考えられる。
「サロンユーザー調査〔女性調査〕」
■調査方法
インターネット調査
■調査日
2020年10月2日~10月12日
■集計対象
全国の15歳~69歳までの女性(回収11,432)
※%は小数点以下第1位を、平均は第2位を四捨五入しているため、表示サンプル数に%を掛け合わせ、その数を合計しても表示サンプルと一致しない場合がある
■調査主体
全国理美容製造者協会(NBBA)
■調査実施機関
株式会社 H.M.マーケティングリサーチ