ヤーマン3Qは25.7%の減収 中国市場が低迷、国内直販も約3割減

経営・業界動向
ヤーマン3Qは25.7%の減収 中国市場が低迷、国内直販も約3割減

ヤーマンの2025年4月期第3四半期決算(2024年5月1日~2025年1月31日)は、売上高190億3300万円で前年同期比25.7%減となった。

中国の化粧品市場が低迷した影響で海外事業が5割減、国内も直販が約3割減、通販が1割減と苦戦した。広告費などの投資を抑えたものの、本業の儲けを示す営業利益は55.8%減と落ち込んだ。

売上高、営業利益、経常利益、純利益

2025年4月期第3四半期決算(2024年5月~2025年1月)※連結

売上高

190億3300万円(前年同期比25.7%減)

営業利益

8億1700万円(前年同期比55.8%減)

経常利益

5億9400万円(前年同期比71.3%減)

親会社株主に帰属する当期純利益

11億2400万円(前年同期比3.0%減)

セグメント別の業績概要

事業売上高
(百万円)
セグメント利益
(百万円)
通販2,761
(10.9%減)
837
(10.4%増)
店販6,115
(5.3%増)
1,439
(69.8%増)
直販5,014
(28.1%減)
1,371
(36.7%減)
海外4,263
(55.4%減)
1,238
(67.7%減)
※()内は前年同期比。セグメント売上高は調整額△389(百万円)、セグメント利益は調整額△4,116(百万円)を含む

主な取り組み

第1~3四半期(2024年5月~2025年1月)は、ベトナムやサウジアラビアでの展開に取り組む他、スピーディーなテスト販売の実施に向けてforty-four社の連結子会社化を行った。

〇 ベトナムでサロン推奨ブランド「YA-MAN PROFESSIONAL」を展開(2024年7月)

〇 広告代理店や生活家電の販売を行っているforty-four社の連結子会社化(2024年8月)

〇 ベトナムに大型路面店をオープン(2024年11月)

〇 サウジアラビアでECサイトと美容クリニックでの販売を開始(2025年1月)

〇 美容医療技術を小型化した業務用機器「クイーンリフト for PRO TIARA」を発売(2025年1月)

今後の予定

なお、第4四半期(2025年2~4月)以降は、以下の取り組みを進める。

〇 旗艦店・百貨店などの顧客サービスの充実(2月以降)

〇 forty-four社を通じたテレビCMによる新商品の販売促進(2月以降)

〇 販路開拓のための営業組織を発足(2月以降)

〇 海外でのSNSの活用をはじめとする直販への投資(2月以降)

〇 ベトナム、サウジアラビアでの展開強化(2月以降)

通期の業績予想

2025年4月期(2024年5月~2025年4月)※連結

売上高

250億円(前年同期比21.9%減)

営業利益

9億円(前年同期比116.2%増)

経常利益

6億円(前年同期比40.6%減)

親会社株主に帰属する当期純利益

11億円(前年同期比176.2%増)

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