
リニューアルオープンした「アットコスメ東京」のエントランス。売場⾯積が約1380㎡、取扱いブランド数約750の店舗だ
アットコスメを運営するアイスタイル。東京・原宿にある旗艦店「アットコスメ東京」を⼤型改装し、3⽉5⽇にリニューアルオープンした。
既存の1階・2階の売場に加えて3階にも売り場を増やし、ミニコスメコーナーやフレグランスゾーン、シートマスクウォールなどを新設。「思わず回遊したくなる」導線やコーナー配置でパワーアップしている。
ネットとリアルを融合した体験を提供することで、売上の拡大を図るという。
目次
ラグジュアリー、ニッチ、バラエティーなど約70ブランドの「フレグランスゾーン」

3階の⼀部を新たに売り場として改装し「フレグランスゾーン」を新設。百貨店売場にある「ラグジュアリー系」をはじめ、個性あふれる「ニッチフレグランス」、⼿頃な価格の「バラエティー系」まで展開する。


香りを言語化する⾹りのAI「KAORIUM(カオリウム)」も導⼊し、デジタルとリアルを融合した新しい購買体験ができるという。
KAORIUMは、2023年1月にオープンしたミルボンの「Smart Salon(スマートサロン)」でも取り入れている。

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約70ブランド・約400商品の中からAIが顧客に合ったフレグランス提案する。好みの香りが見つかったら、その場で購入することが可能だ。
商品の特徴や説明が記載されているオリジナルムエットを持ち帰り、後日ECサイトで購入することもできるという。
トライアルサイズを展開する「ミニコスメコーナー」

1階には「ミニコスメコーナー」を設置。各売り場にあった約50ブランド・約100商品のミニコスメやトライアルサイズ商品が集結するという。アットコスメ東京限定のプチプラやデパコス、韓国コスメが販売されている。
ECサイトでも、トライアルサイズの商品を購⼊できるサービス「トライアットホーム」を「ミニコスメ」としてリニューアルした。
今後もミニサイズコスメの取り扱いを強化し、「⽣活者とブランドとの出会い」を創出する予定だという。
特別感のあるラッピングができる「セルフラッピングコーナー」

4月中旬以降に開始となるセルフラッピングコーナー。開いて戻せるラッピングボックスを使⽤し、誰でも簡単に、特別感のあるラッピングが可能だ。購入した商品だけでなく、他店で購入した商品もあわせて包むことができる。
100以上のシートマスクを展開「シートマスクウォール」

男性の使⽤者も増加し、売上個数が前年⽐161%だというシートマスク。壁一面に集積した「シートマスクウォール」を新設し、楽しく選べる売り場を実現した。
「思わず回遊したくなる」導線やコーナー配置

思わず立ち止まりたくなる売り場が自然と視界に入り、これまで以上に「思わず回遊したくなる」フロアに生まれ変わった。


アイスタイルが目指すのは「販売力を有する小売事業者」としてのさらなる成長だ。顧客体験を進化させながら新規出店と既存店の活性化により、ユーザーとブランドの接点を増やすことを図る。
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