美容師・桃太郎の奮闘記　美容師AI小説(1)

特集・インタビュー 2025.03.05

AIってどうですか？と聞かれることが増えたので、どの程度の小説が書けるものなのか編集部でサクッと試してみました。以下、ChatGPTによる小話です。

「美容師・桃太郎の奮闘記」

昔々…ではなく、つい最近のこと。とある都会の片隅に、「Kibidango Salon」という小さな美容室があった。オーナー兼トップスタイリストの桃太郎は、業界でも評判のカリスマ美容師。確かな腕とセンスで、多くのリピーターを抱えていた。

ある日、常連の老婦人が桃太郎のもとを訪れた。彼女はため息混じりにこう言う。

「最近、駅前の美容室『鬼カットサロン』が評判になってねえ…でも、行った人たちはみんな、変な髪型にされて戻ってくるのよ。高額メニューを無理に勧められたり、仕上がりもゴワゴワで、なんだかおかしいの」

桃太郎はピンときた。鬼カットサロンのオーナーは、かつてコンテストでライバルだった「鬼丸」。強引な営業と奇抜すぎるカットで、一時は名を馳せたものの、美容業界から姿を消していたはずだった。

「これは放っておけないな」

桃太郎は、相棒の犬井（トリマー）、猿田（カラーリスト）、雉山（ネイリスト）を呼び寄せ、調査を開始することにした。

翌日、猿田が客を装って鬼カットサロンに潜入。帰ってきた彼の髪は…ド派手なツートンカラーにガタガタのカット。「すごい技術…じゃなくて、ひどすぎる！」と、チーム全員が驚愕した。しかも、レシートには法外な料金が記されている。

「これじゃあ、街の人たちが困るわけだ」

桃太郎たちは作戦を決行。まずはSNSで正しいヘアケア情報を発信し、鬼カットサロンで困った人々に無料カウンセリングを実施。さらに、街頭でのヘアアレンジイベントを開催し、正しい技術と誠実なサービスの大切さを伝えた。口コミは瞬く間に広がり、鬼カットサロンの悪評が明るみに出ると、ついに鬼丸が桃太郎のサロンに乗り込んできた。

「お前、俺の邪魔をする気か！」

「美容師は、お客様を輝かせるためにいるんだ。強引な営業やひどい技術で騙すのは、もうやめろ！」

桃太郎の言葉に、鬼丸はぐっと詰まった。実は彼も昔は真面目にやっていたが、結果を急ぐあまり、手っ取り早く儲ける道を選んでしまったのだ。

「…俺も、本気でやり直したい」

鬼丸は反省し、桃太郎のサロンで一から修行を積むことを決意。こうして、街の美容業界は健全な方向へと向かい、人々は安心しておしゃれを楽しめるようになった。

桃太郎たちは、これからもお客様の「なりたい」を叶えるため、ハサミとドライヤーを手に日々奮闘している。

おしまい。

編集部のプロンプトを公開！

AIへの指示をプロンプトと言います。今回のプロンプトはこの１行だけ。

「昔話の桃太郎を現代風にアレンジして、桃太郎の本職を美容師にしてください。」

こんな丸投げ状態でつくってくれます。上の投稿は１カ所しか手直ししていません。すごいですね！

ひとつだけ修正したのはサロン名です。Momotaro Salonだったのですが、アメリカの日系サロン大手の「Momotaro International Hairsalon」がいらっしゃるので、Kibidango Salonに変えました。

作成中の動画はこちら。ものの30秒で出来上がりです。

作成中の動画です。この速さでどんどん書いちゃいます。 pic.twitter.com/geivLB0OSF
— ビュートピア編集部／美容業界ニュースメディアBeautopia (@BeautopiaMedia) March 3, 2025

一寸法師、金太郎バージョンもあるので、好評でしたらアップします。お蔵入りするかもしれませんが・・・。

ChatGPTは最新バージョンではなく、GPT-4-turbo（無料）です。個人的に驚いたのは「オーナー兼トップスタイリスト」や「カラーリスト」といった業界知識がないと出てこない言葉がちりばめられていることです。机上で得られる知識や専門性はAIに淘汰されていくでしょうから、身体性のあるもの（現場に足を運んで得る言語化されていない情報に基づく専門性）が大事だなと改めて思いました。

画像は人間の作。編集子がIllustratorでつくりました。といっても商業利用・編集OKのフリー素材を色を変えて配置しただけなので、5分少々で出来ます。無料ソフトのCanvaでも同じようにつくれるので、ブログやSNS投稿をされている理美容師さんはAIや素材をぜひ活用されてはいかがでしょう？