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中居正広氏の女性トラブルを巡って、企業としてのコンプライアンスが問われているフジテレビ。
会社の今後は一体どうなっていくのでしょうか。
今回の「週刊タイパニュース」では、フジテレビの行方について解説します。
フジテレビは現状を打開できるのか?
こんにちは!ジャーナリストでVTuberとしても活動している宮原健太です。
前回、前々回と中居正広氏の女性トラブルがフジテレビ全体の問題となった経緯について解説しました。
トラブルにきちんと対応しなかったことから企業体質が問われ、スポンサー離れも引き起こしています。
こうした事態をフジテレビはどう打開しようとしているのでしょうか。
調査委員会が3月末をめどに結果公表
まず、フジテレビはトラブルの内容や対応について第三者が調べる、調査委員会を立ち上げました。
中居氏の問題に限らず、フジテレビの幹部が芸能人に女子アナをアテンドするような事態はなかったのか。
そのような問題にフジテレビがこれまで十分に対応できていたのか。
それを客観的に精査して、3月末をめどに委員会が結論を出す予定です。
問われる責任の取り方
結論が出たタイミングで、再発防止策などが打ち出されると共に、フジテレビの責任の取り方が問われると見られます。
企業の責任の取り方と言えば、トップの辞任などがあるわけですが、すでに港浩一社長と嘉納修治会長は問題を受けて辞任しています。
一方で、フジテレビの黄金時代をけん引して社長や会長を歴任し、40年以上にわたって取締役の地位に居続けている日枝久相談役は辞めていません。
メディア関係者からは「日枝氏が辞めないと社内改革はできない」とも言われており、その去就も注目されているのです。
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フジテレビは信頼を取り戻せるか?
フジテレビが信頼を回復するためには、徹底した調査で膿を出しきり、二度と同じ問題が起きないように再発防止と体制刷新が求められます。
これだけ大きな問題となったため、スポンサーに戻ってもらえるかどうかは、視聴者である多くの国民の納得を得られるかどうかとほぼ同義でしょう。
国民の理解を得てフジテレビは再起することができるのか?
調査結果が出る3月末をめどに正念場を迎える事になりそうです。
次回はまた別のニュースについて解説します!
ぜひ、お楽しみに!
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宮原 健太
ジャーナリスト、YouTuber
1992年生まれ。2015年に東京大学文学部を卒業し、毎日新聞社に入社。宮崎、福岡でさまざまな事件、事故、災害現場の報道に携わった後、東京政治部で官邸や国会、政党や省庁などを取材。自民党の安倍晋三首相や立憲民主党の枝野幸男代表の番記者などを務めた。2023年に独立してフリーで活動を開始。文春や集英社、PRESIDENT Onlineや現代ビジネスなど様々な媒体に記事を寄稿している。YouTubeチャンネル「記者VTuberブンヤ新太」ではバーチャルYouTuberとしても活動しており、日々のニュースを分かりやすく解説している。
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編集/大徳明子 文・図表/宮原健太(ジャーナリスト)
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