日本ヘアデザイン協会(NHDK)が、東京・高田馬場のアリミノホールにて、2024年10日1日に「NHDK2024東日本地区東京テクニカルセミナー」を開催。韓国セレブを顧客に持つソウル・江南のSalon HE:ARTS(サロンハーツ)店長、ファン・セボン氏が、韓流カット&スタイリングを披露した。
韓国や海外セレブのヘアを担当するセボン氏
セボン氏は、山野美容芸術短期大学を卒業後、東京・表参道のHORIBE(ホリベ)、六本木のNoz(ノズ)でスタイリストとして活動。現在は韓国に帰国し、サロンワーク中心で活躍しながらブランドとのコラボで海外セミナーを行っている。
明日からサロンワークで使える「パーソナルビジュアルメイキング」
韓国では、新規客に対し、全身鏡でカウンセリングをするという。
普段の髪形をヒアリングし、その上でファッションスタイル(普段着・靴の高さ)、体型(身長、肩の幅やバランス、体型)、顔の形(利き顔、フェイスライン・ネックライン)を加味し、プロとしての提案をする。
カウンセリングの通り、その人その人の顔に合わせて。頬骨が出ているモデルさんだったため、今回はサイドバングを作った。また、利き顔の方を見せるように仕上げた。
また、ボリュームを与え過ぎると古く見えそうだ。「1mmのボリュームで変わる」セボン氏のサロンではそれを「1mmの奇跡」と呼んでいるという。
ベビーフェイスが愛らしいモデルさんだったため、フェイスラインにレイヤーを入れてシックに。頬骨にシャドー効果を持たせた。
黒染めや縮毛を好み、ツヤやうるおいが求められるという韓国。
「昔は『ヨシンモリ』に代表されるように、パーマもがっつり重ためが好まれたが、最近は巻いた時に軽めで自然なのが流行り」と、最先端ムーブにも触れた。
取材・文・撮影/岡田真麻
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