ギフト商材・生活雑貨分野における日本最大の国際見本市である「ギフト・ショー」(主催:ビジネスガイド社)。
春と秋の年2回開催で、来春の第99回ギフト・ショーは2025年2月12日~14日の3日間、東京ビッグサイトで行われる。
今秋の第98回ギフト・ショーは併催展とあわせて国内外から2823社が出展し、延べ22万1478人が来場した。来春は3000社、23万人を見込む。
2024.09.28更新(2024.09.27公開)
3000社の出展見込む
「第99回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2025」は、「第17回LIFE×DESIGN」「LIVING&DESIGN2025」「第37回グルメショー春2025」と同時に行われる。
展示会 | 出展社数(予定) |
①ギフト・ショー | 2000 |
②ライフ×デザイン | 700 |
③リビング&デザイン | 100 |
④グルメショー | 200 |
合計 | 3000 |
インバウンドにタイパ、時代を反映
主催のビジネスガイド社は、2024年9月25日に東京国際フォーラム会議室で記者会見を開き、ショーの概要と出展受付の開始を発表した。
ギフト・ショーは、時代の流れを見据えた4分野「インバウンド」「タイパ」「推し活」「記念日」を提案。
レトロブームの次に来るとされる動物ブームを踏まえ、アニマルグッズのイベントも開催する。
また、旅行需要が回復してきたことを背景としたトラベル&リゾートグッズの企画や、毎年のように見舞われる災害に備えたイベントも行う。
サロンの空間づくりや店販につながるフェアも
ギフト・ショーは、ファッションや雑貨、美容など7つのカテゴリーにわたり、多数のフェアを実施する。
ギフト・ショー 7つのカテゴリー
①パーソナルギフト・マイルーム・マイグッズ
②キャラクター・ライセンス・エンターテインメント
③生活雑貨ビレッジ
④おしゃれ雑貨ワールド
⑤美と健康ビレッジ
⑥ホームファッショングッズビレッジ
⑦GLOBAL
美と健康ビレッジでは「ビューティー&コスメティックフェア」と「ヘルスケアフェア」が行われる。
前者は、美容機器やネイルアート用品、ダイエット商材、オーラルケア用品などが一堂に集まる。後者は、サロンの店販品でも人気のサプリメントや健康食品・飲料、フィットネス機器などがそろう。
ホームファッショングッズビレッジ内の「香りの商品フェア」には、美容サロンの業務や店販で用いられるアロマやフレグランスの数々が出品される。
>> 厳選された香りで暮らしに豊かさを(2024秋の「香りの商品フェア」)
併催展も見どころ盛りだくさん
ギフト・ショーと併催されるライフ×デザイン展、リビング&デザイン展、グルメショーも多数の企画を予定している。
ライフ×デザイン展の見どころは、クリエイターと協業するハイライトブース「FOCAL POINT」。
「伝統とModernの日本ブランドフェア」は、再三災害に見舞われている石川県が今回も精力的に出展する見込み。
>> ライフ×デザイン展、リビング&デザイン展も盛況(2024秋の「伝統とmodernの日本ブランドフェア」)
リビング&デザイン展には、家具や建材、住宅設備などが出品される。
今夏に実施された「木材を使った家具のデザインコンペ2024」の優秀作品のデザインから製作された家具も披露される予定だ。
2024秋の開催より名称を変更したグルメショー(旧・グルメ&ダイニングスタイルショー)は「カフェ&ティー展」を新設。
毎回好評の「プロが魅せるキッチンステージ」も実施される。
ビッグサイト東と南展示棟で開催
東京ビッグサイトの大規模改修工事により西展示棟が使用できないため、今回は東展示棟と南展示棟で行われることになった。
不便がないよう、東と南の展示場を結ぶ無料のシャトルバスを5分間隔で運行する。また、りんかい線国際展示場駅と東京ビッグサイト間についても無料の送迎バスを走らせる。
ギフト・ショーおよび併催展はいずれも入場無料だが、公式サイトからの来場者登録が必要。
出展の申し込みは2024年11月6日までだが、予定小間数に達した場合は締め切る。
なお、記念すべき「第100回ギフト・ショー」の日程は、2025年9月3日~5日で決定した。
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取材・撮影/岡田真麻 文/大徳明子、岡田真麻