一般社団法人ユナイテッド・ダンクス・インターナショナル(UDI)が毎年行うDANKSヘアショー。
今年は「“ライジング”DANKSニュージェネレーションステージ」に名称を改め、より鮮やかなステージを繰り広げた。
目次
美容学生が共感するショーへ
会場に多くの美容学生を招き、採用活動と技術研鑽を目的に行われてきたDANKSヘアショー。
より身近で共感しやすい“先輩美容師”の姿を見せようと、今回より出演者を20代に限定した。これに伴い、ショーの名称に「ライジング」や「ニュージェネレーション」といった新しい世代を意味する言葉を盛り込んだ。
今年1月より第6代理事長を務める布間章裕氏(エイエフシー代表)は「歳の近い美容師が活躍する姿を学生に見せたい。自分もこんな風にステージに立てたらとあこがれる機会になればと思う。加盟サロンの若手スタイリストが活躍するチャンスにしたい」と話す。
華麗なオープニングアクトで開幕
2024年5月28日、KT Zepp Yokohamaで開かれたヘアショーは、DANKS加盟サロンの代表者によるオープニングアクトで幕を開けた。
FORTE(フォルテ)が脱退したため、出演者はAsh(アッシュ)、BASSA(バサ)、CLAPS(クラップス)、CLESC’(クレス)、KENJÉ(ケンジ) 、onodera(オノデラ)からの6名。それぞれの世界観を表現するステージを繰り広げた。
クレスが魅せる「華恋(プリンセス)」の世界
トップバッターを務めたクレスのテーマは「華恋(プリンセス)」。
華やかな女性たちの裏に渦巻く感情を表現し、幻想的な世界観で観客を引きつけた。
>> クレスが魅せるプリンセスの裏世界 DANKSヘアショー2024
クラップスが表現する「四季」
続いては、クラップスのステージ。
「four seasons -四季-」をテーマに、春夏秋冬の移ろいをヘアスタイルと衣装のトータルビューティーで表現した。
>> クラップスが「四季の輝き」を表現 DANKSヘアショー2024
オノデラが描く「時代とともに変化するトレンド」
オノデラは「journey back in time」をテーマに掲げた。
古きを訪ねて新しきを知る、トレンドの旅路へといざなうステージ。1960~80年代の欧米にタイムスリップしたイメージで、形を変えて巡り続けるヘアスタイルやファッションを描いた。
>> オノデラ、変化する流行の旅へといざなう DANKSヘアショー2024
バサが打ち出す「自由」なステージ
バサがテーマにした「vrijheid」は、オランダ語で「自由」という意味。
これぞ自由という奇抜なヘアスタイルやユニークな衣装で観客を沸かせた。
>> バサの精鋭が表現する“自由” DANKSヘアショー2024
アッシュが捉える「コンプレックスを乗り越える瞬間」
アッシュは「complex-コンプレックス-」をテーマに据えた。
抱えているコンプレックスを美容の力で乗り越え、自分を好きになる瞬間を表現した。
>> アッシュ、コンプレックスを乗り越える瞬間を表現 DANKSヘアショー2024
ケンジの「超最高」なステージ
ヘアショーのトリを飾ったのはケンジ。
英語のスラングで“超最高”を意味する「Lit AF」が映し出され、カラフルなライトに照らされながらソロショーを披露。その後、若手スタイリストやモデルが続々と登場し、パフォーマンスを彩った。
>> ケンジが“超最高”のパフォーマンス DANKSヘアショー2024
華やかなフィナーレ
各サロンのステージが終わると、モデルがランウェイに登場。盛り上がりを見せたヘアショーにふさわしい、華やかなフィナーレとなった。
布間理事長が感謝と期待述べる
最後に、DANKS加盟サロンの代表が登壇。布間章裕理事長より、新生DANKSヘアショーを無事に開催できたことへの感謝と次回へのエールが送られ、幕を閉じた。
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編集・文/大徳明子 撮影/岡田真麻