株式会社ビューティーエクスペリエンスは、美容師が選ぶ2019年秋のトレンドヘアカラー、デザインカラーを発表した。同社が運営する「bexトレンドラボ」にて7月の1カ月間にわたって調査を行い、美容師72名が回答した結果をまとめた。
寒色系人気から変化アリ! 2019年秋のトレンドヘアカラーはオレンジ
「この秋注目のトレンドヘアカラー」の第1位はオレンジ系で、注目しているという美容師は36%に上った。第2位はベージュ系で33%、第3位はバイオレット系で31%だった。
赤みのないアッシュ系やベージュ系などの外国人風カラーが長らく主流だったが、夏から徐々に人気が出てきたオレンジ系がそれらを抑えトップに躍り出た。
ビューティーエクスペリエンスでは「暖色系カラーの台頭で、今年は今までにない動きがみられそう」と予測する。
美容師おすすめのデザインカラー、第1位は耳周りのアクセント
「美容師おすすめのデザインカラー」の第1位は、かき上げたときに見える「耳周り」(39%)で約4割を占めた。第2位は「襟足の内側」(35%)、第3位は「毛先」(33%)という結果に。
昨今は、インナーカラーやハイライトなどの2色以上の色を使用したデザインカラーや、ヘアマニキュアやカラーバターなどを用いた鮮やかなヘアカラーをよく見かけるようになっており、調査結果からも「定番のワンメイク(単色染め)だけでなく、内側やワンポイントで色を入れるのがおすすめ」ということが分かる。
ポイントカラーも暖色系が人気の予感
裾カラー、インナーカラーなどの「ポイントカラーのおすすめ色」については、暖色系がトップ3を占めた。
第1位は、秋のトレンドカラーと同じく「オレンジ」で43%の美容師がおすすめしている。続いて第2位はイエローで35%、第3位はピンクで24%となった。
一方、ビューティーエクスペリエンスが「10~20代女性からよくオーダーされる色」について別途調査した結果では、第1位がブルー、第2位が同率でネイビー、グレー、グリーン、ピンクとなっており、現状としては寒色系が多いようだ。
この2つの調査結果から、今までのニーズは寒色系が多かったのに対し、美容師が答える今後のおすすめは「圧倒的に暖色系」ということがうかがえる。同社では「主流の寒色系と同様に、今後は暖色系のポイントカラーが流行しそう」と分析している。