「ネイルオブザイヤー2023」に選ばれたニュースキャスターの安藤優子さん。
例年、きらびやかなネイルの受賞者が目立つなか、オリジナルカラーだというグレージュのジェルネイルに着物姿で現れた。
ネイル歴は30年以上、「仕事の心強い相棒」
金糸銀糸の帯を締め、蔓帯(かずらおび)柄の淡い色みの京友禅に身を包み、壇上にあがった安藤さん。受賞についてコメントを求められると、「実はニュースをやっていた時代から、ずっとネイルはやっておりました。ですからネイル歴は35年くらい」と話した。
「ニュースを扱う仕事柄、それにふさわしい指先というものがあるので人一倍気をつかって、これまでネイリストさんにもお世話になってきた」「私にとってネイルは、仕事をする上でとても心強い相棒のような存在」とネイルへの思いを語った。
授賞式もいつものネイルで
受賞式のネイルは特別なものではなく、普段からしている安藤さんの大好きなグレージュのジェルネイル。理想の色を表現するためにネイリストと相談しながら作り上げたオリジナルカラーで、赤みのないベージュと黒いクリアの2色をかけているという。
「いつもの洋服でも、カジュアルなジーンズでも、和服でも合わせやすい色で気に入っています」と安藤さん。「ネイルは自分自身を表現する身だしなみのひとつであり、助けてくれるサポーターのよう。皆さまにも、いろんなところでいろんな形でどんどんチャレンジしていただきたい」と呼びかけた。
今年から「ネイルオブザイヤー」に
NPO法人日本ネイリスト協会(JNA)が主催するこのアワードは、27年続いた前身の「ネイルクイーン」から「ネイルオブザイヤー」に変更し、今年が新たな名称での初開催となった。
ネイルに特化した展示会である「東京ネイルエキスポ」の会期最終日にあたる2023年11月20日に授賞式が行われ、お気に入りのネイルと晴れの日にふさわしい装いに身を包んだ受賞者が会場を華やかにいろどった。
なお、ネイルオブザイヤーは一般投票とJNA認定講師のプロネイリストによる投票によって選出され、昨年を上回る3000件の投票から安藤優子さん、ゆうちゃみさん、GYUTAE(ギュテ)さんの3名が受賞し、倖田來未さんには特別功労賞が贈られた。
安藤優子
キャスター・ジャーナリスト
1958年(昭和33年)生まれ。上智大学比較文化学部比較文化学科卒(現:国際教養学部)。上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科 グローバル社会専攻 修士課程修了。テレビ朝日系の「今、世界は」ではじめて報道番組を経験。“連帯”発足当時のポーランド、ソビエト連邦、フィリピンの米軍基地潜入ルポやアメリカ日系一世の記録などの取材レポートを担当した。フジテレビ系「スーパータイム」「ニュースJAPAN」「スーパーニュース」「直撃 LIVE グッディ!」などでお茶の間の顔に。2023年より椙山女子学園客員教授に就任。
編集・文/大徳明子
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