アイスタイルの2023年6月期第3四半期決算(2022年7~2023年3月)は、売上高が前年同期比21.5%増の309億3400万円と大幅に増益。営業利益は赤字だった前年同期から約11億円の損益改善で、5億4400万円の黒字となった。
インバウンド需要の増加、ビューティサービス事業の店舗売上が好調に推移。
特に「@cosme TOKYO(アットコスメトーキョー)」での販売促進が寄与し、売上高が過去最高になる見込みとなり、通期予想を上方修正した。
アイスタイル第3四半期決算
2023年6月期第3四半期決算(2022年7月1日~2023年3月31日)※連結
売上高
309億3400万円(前年同期比21.5%増)
営業利益
5億4400万円(―)
※前年同期は5億8400万円の営業損失
経常利益
2億500万円(―)
※前年同期は6億3500万円の営業損失
親会社株主に帰属する当期純利益
2000万円(―)
※前年同期は6億2000万円の純損失
※包括利益は△1億8400万円(―)、前年同期は1億7900万円(―)
セグメント別の業績概要
売上高 (百万円) | セグメント利益 (百万円) | |
オンプラットフォーム事業 | 5,838 (7.2%増) | 1,045 (63.9%増) |
ビューティサービス事業 | 20,897 (30.7%増) | 884 (992.2%増) |
グローバル事業 | 3,206 (4.4%減) | △79 (―)※ |
その他事業 | 994 (45.1%増) | 9 (52.0%減) |
好調のビューティサービス事業は、オンライン、オフラインでの化粧品販売を行っている。
店舗については「@cosme STOREルクア大阪店」を移転し、今秋に「@cosme OSAKA」としてグランドオープンする。関西初のフラッグシップショップであり、「@cosme TOKYO」に次ぐ売場面積・取扱いブランド数となる予定だ。
通期の業績予想
2023年6月期(2022年7月1日~2023年6月30日)※連結
通期の業績予想は、直近に公表されたものから大幅な上方修正を行った。
「2022年10月の入国制限緩和に伴うインバウンド需要の増加や、2023年3月よりマスク着用が個人判断になったことなどから、店舗の売上が当社の予想を超えて好調に推移した」という
売上高
前回の発表 | 400億円(前年比16.3%増) |
今回の発表 | 425億円(同23.5%増) |
増減額 | 25億円 |
増減率 | 6.3% |
営業利益
前回の発表 | 5億円(―) |
今回の発表 | 8億円(―) |
増減額 | 3億円 |
増減率 | 60.0% |
経常利益
前回の発表 | 1億7000万円(―) |
今回の発表 | 4億円(―) |
増減額 | 2億3000万円 |
増減率 | 135.3% |
親会社株主に帰属する当期純利益
前回の発表 | 3000万円(―) |
今回の発表 | 1億円(―) |
増減額 | 7000万円 |
増減率 | 233.3% |
編集・文/大徳明子 文/比嘉廣樹