雑誌やYouTubeで活躍する人気メイクアップアーティストで元美容師の小田切ヒロさん。
シュワルツコフ プロフェッショナルの「ボンディング・テクノロジー」を搭載した新製品発表会にゲストとして登場し、ヘアカラーとメイクアップの関係性についてわかりやすく解説した。
ヘアカラーで顔全体の印象が変わる
「小田切ヒロ買い」という言葉があるほど、絶大な影響力を持つ小田切さん。2022年7月に行われたシュワルツコフ プロフェッショナルの「ボンディング・テクノロジー」を搭載した新製品発表会では、ヘアカラーとメイクアップの関係性について、デモンストレーションを行った。
今回のモデルの髪は、ブリーチをしていないダークトーン。小田切さんは「ダークトーンの髪色は、顔が引き締まった印象をつくるため、顔を立体的に見せたい人に人気の色」と話す。
「ヘアカラーで顔の周りにトレンドカラーをプラスすると、顔全体の雰囲気を変えられる」と小田切さん。
たとえば赤い口紅を塗った時に、肌色に血色感が足され、少しピンク色に見える。これと同じように、フェイスラインにヘアカラーでポイントカラーを入れることで、血色感をつくったり、クールに見せたり、印象を変える効果があるという。
イエベ・ブルベに捉われない
メイクやファッションを選ぶ時の基準として一般的になりつつある「パーソナルカラー」。大きく「イエローベース」と「ブルーベース」の2つに分けられ、肌や髪、瞳の色などからそれぞれに似合う色があるとされている。
しかし、小田切さんは「イエローベースだからと言って、ブルーベースの色が使えないかというとそうではない」と諭す。
モデルはイエローベース寄りの肌色をしているため、似合うイエロー系のカラーでメイクすると美しく映える。実際、トレンドカラーの「くすみ系ピンク」のリップに合わせて、イエローベースのオレンジ系のポイントカラーを向かって左側のヘアに付けたところ「とっても相性がいい」(小田切さん)。
一方、反対側のヘアにブルーベースであるモーブ系ピンクのポイントカラーをつけると「良い悪いではなく、印象が違う」と色合わせの重要さを説いた。
髪色を含めたトータルコーディネートが大事
街中で洋服と顔が合っていない人を見かけるという小田切さん。「お顔の色と洋服の色、顔の素材感と洋服の素材感がちぐはぐだと、美人なのに何か不自然に見えてしまいます」と語る。
「けれども、こうした合わせ技をしてあげる、顔まわり(ヘア)にお顔の中の色を持ってきてあげることによって、今まで以上に素敵な印象というものを手に入れることができます」とアドバイスした。
ブリーチはポイントカラーから
また、「顔まわりだけブリーチするポイントカラーも効果的」と小田切さんは話す。いきなり全頭ブリーチをすると、今までの印象が大きく変化し、今までの洋服やメイクが似合わなくなってしまうこともある。
「新しいリップスティックを塗った時に、『マジか!(似合わない)』という現象になった経験のある方いらっしゃいません? その現象は似合っていないのではなく、目が慣れていないだけだったりする」(小田切さん)
ヘアスタイルも同様で、「まずはインナーカラーなどのポイントカラーで目を慣れさせていき、徐々に全頭ブリーチにしていただくと、取り入れやすい」と小田切さんは提案した。
大人こそおすすめしたいブリーチカラー
この日の発表会に合わせて自身も全頭ブリーチをした小田切さんは、「マインドが変わりました」と心境の変化を語った。「これからは個性を出す時代です。個性を出して何かを言われるというのは古い時代になってきた。自分の思考で自分のやりたいことを挑戦していく」と宣言した。
個性を表現する手段はメイクアップだけでなく、もちろんヘアスタイルもその一つ。これまで、若い人が中心だったブリーチカラーも「大人の方にこそやっていただきたい」とすすめる。
「ファンデーションを塗るように、フェイスラインのポイントカラーを楽しむのが上級者の美容の楽しみ方。新しい扉を開きたい方、今の自分に悶々と生きてらっしゃる方、そういった方にはブリーチオンカラーがおすすめでございます」と話し、デモンストレーションを終了した。
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編集/杉野碧 文/水月ちさと