村のパーマ屋さんの物語 劇団民藝「ノア美容室」(2/11〜19・新宿)

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村のパーマ屋さんの物語 劇団民藝「ノア美容室」(2/11〜19・新宿)

劇団民藝による美容室を舞台にした演劇「ノア美容室」が、東京・新宿の紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演される。

期間は2023年2月11日(土)から19日(日)まで。

舞台は高齢化が進む村の美容室

「ノア美容室」は、愛媛県生まれ、京都在住の劇作家ナガイヒデミさんが劇団民藝のために書き下ろした第3作。

瀬戸内地方にある農村の、地元の人が“パーマ屋”と呼ぶ「ノア美容室」を舞台に、物語は進む。

村人の暮らしを彩り、村に欠かせない社交場となってきた美容室だが、高齢化が進み、馴染み客がだんだんと減っていく。そんな中、店の4代目・緑のささやかな選択にやわらかな光をあてる。

あらすじ

2013年8月。瀬戸内地方の農村で、地元の人が「パーマ屋」と呼ぶ美容室を営む緑。彼女で4代目となる「ノア美容室」は、村人の暮らしを彩り、村に欠かせない社交場となってきた。しかし村は高齢化し、馴染み客がだんだんといなくなっていく。

折しも高速道路建設の工事が始まり、補償金を貰って土地を手放し町へ越していく村人が後を絶たない。地元銀行の支店長である息子・肇も早く立ち退くよう緑に強く勧めてくるが、「こがな歳」になったと言う緑にとって、美容室での隣人との会話が、いま一番の楽しみである。肇と仲たがいしている大学生の孫娘・映子も自分の居場所を求めて緑に加勢する。

そこに幼なじみで戦場カメラマンの五郎が村へ久しぶりに帰ってきて、店を閉めて一緒に海外へ旅にでようと緑を誘う……。

劇団民藝「ノア美容室」上演
2月11日から上演される「ノア美容室」のポスター(クリックで拡大
劇団民藝「ノア美容室」上演
「ノア美容室」の4代目・緑を日色ともゑさん㊨が演じる

1950年創立の老舗「劇団民藝」が上演

劇団民藝は、1950年4月創立。「多くの人々の生きてゆく歓びと励ましになるような、民衆に根ざした演劇芸術をつくり出そう」と旗あげされた。

現在は女優の奈良岡朋子さんが代表を務め、全国各地で年間250回前後の公演を重ねている。

「ルーキーシート」登録で25歳以下は無料

なお、劇団民藝は25歳以下の人が無料で観劇できる「ルーキーシート」という制度を設けている。

利用条件は、以下のとおり。

① 観劇当日に25歳以下の人

② 劇団民藝公式サイトからのメンバー登録

③ 観劇後に感想(100文字以上)をメール等で送る

④ 「ルーキーシート」の利用は年間2回まで

メンバー登録や詳細は、劇団民藝公式サイトから確認できる。

「ルーキーシート」メンバー登録(劇団民藝公式サイト)

上演概要

演目

「ノア美容室」

作:ナガイヒデミ

演出:中島裕一郎

出演

日色ともゑ、白石珠江、船坂博子、加來梨夏子、西川明、天津民生

主催

劇団民藝

上演日

2023年2月11日(土)~2月19日(日)

会場

紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA

(東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 タカシマヤタイムズスクエア紀伊国屋書店新宿南店7階)

開演時間

・2023年2月11日(土)~15日(水)、18日(土)・19日(日):13:30

・2023年2月16日(木)、17日(金):18:30

チケット

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編集/杉野碧 文/桜井しゆ

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