世界理容美容技術選手権大会(パリ世界大会)で理容日本代表チームは、団体戦金メダル1個、個人戦金メダル4個を獲得した。
団体戦はシニア部門バーバーカテゴリーで優勝。個人戦ではシニアの牟田口則之氏がクラシックフェード、スキンフェード、クラシックカットの3競技を制し、中嶋聡氏はヘアリプレイスメントで頂点に立った。
30カ国以上から700人が出場
世界理容美容技術選手権大会は、世界理容美容機構(OMC)に加盟する国の代表が技術を競う理美容の祭典。
2022年大会は9月11、12日、フランス・パリで開催され、30カ国以上から約700人が出場した。
牟田口則之氏は個人戦3冠
日本の理容チームからは、シニア部門に10人が出場。個人、団体とも各部門で上位入賞し、日本のレベルの高さを知らしめた。
団体戦はシニア部門バーバーカテゴリーで金メダル、テクニカルカテゴリーで銀メダル。個人戦では牟田口則之氏がクラシックフェード、スキンフェード、クラシックカットの3競技で金メダル、中嶋聡氏がヘアリプレイスメントで金メダルとなった。
また、仲山浩史氏はクラシックフェード、スキンフェードカットで銀メダル、小針秀文氏はクラシックフェード、スキンフェードカットで銅メダルを獲得した。
個人戦のヘアリプレイスメントに出場したアデランスの津村佳宏社長は、12位だった。
バーバーカテゴリー
団体総合
1位 日本(牟田口則之・仲山浩史・小針秀文)
2位 イタリア
3位 スペイン
4位 ボスニアヘルツェゴビナ
5位 プエルトリコ
※5カ国が出場
第1競技 クラシックフェード
1位 牟田口則之(福岡)
2位 仲山浩史(東京)
3位 小針秀文(東京)
7位 平田光政(熊本)、篠田隼(佐賀)
※7カ国・48人が出場
第2競技 スキンフェードカット
1位 牟田口則之(福岡)
2位 仲山浩史(東京)
3位 小針秀文(東京)
6位 平田光政(熊本)
12位 篠田隼(佐賀)
※8カ国・53人が出場
テクニカルカテゴリー
団体総合
1位 イタリア
2位 日本(牟田口則之・小針秀文・篠田隼)
3位 フランス
4位 ポーランド
5位 アルゼンチン
※5カ国が出場
第1競技 クリエイティブスタイル
5位 小針秀文(東京)
10位 篠田隼(佐賀)
11位 牟田口則之(福岡)
※5カ国・26人が出場
第2競技 クラシックカット
1位 牟田口則之(福岡)
5位 小針秀文(東京)
6位 篠田隼(佐賀)
※6カ国・32人が出場
個人戦部門
ヘアリプレイスメント
1位 中嶋聡(茨城)
11位 新本竜太郎(東京)
12位 津村佳宏(東京)
※8カ国・43人が出場
ファッションカット
10位 仲山恵三(静岡)、水島稔郎(静岡)
※10カ国・37人が出場
=敬称略=
加藤厚生労働大臣に表敬訪問
9月26日には日本理容チームの金メダリスト4選手らが、厚生労働省へ加藤勝信大臣を表敬訪問。
牟田口則之氏、小針秀文氏、篠田隼氏、中嶋聡氏の4選手が凱旋報告した。
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文/杉野碧