資生堂から独・ヘンケル社への売却が完了した資生堂プロフェッショナル。
ヘンケルジャパン、シュワルツコフ プロフェッショナルの本社が入っている東京・品川のスフィアタワー天王洲へ移転し、2022年10月17日より新本社で営業を開始する。
シュワルツコフと同じフロアに
独・ヘンケル社へ株式の80%を譲渡すると発表があったのは、今年2月のこと。
残り20%は資生堂が保有して協力体制をとるというもので、譲渡価額は123億円とされた(資生堂プロフェッショナル事業の2021年12月期業績は、売上高159億円、営業利益8億円)。
予定通り、7月に株式譲渡を完了。ヘンケルジャパン、シュワルツコフ プロフェッショナルの本社が入っている東京・品川のスフィアタワー天王洲へ移転し、2022年10月17日より新本社で営業を開始する。
資生堂プロフェッショナル新本社
▽住所=東京都品川区東品川2-2-8 スフィアタワー天王洲 14階
(建物、階数ともにヘンケル、シュワルツコフと同一)
▽TEL=03-5769-6400(代表)
▽FAX=03-3471-2380
アジア太平洋地域のリーディングプレイヤーに
ヘンケルはブランド・商品だけではなく、資生堂プロフェッショナルが東京、上海、ソウル、タイ、シンガポールのアジア太平洋地域で構築したネットワークを手に入れた。
7月の買収完了時には「アジア太平洋地域におけるプロフェッショナルヘアビジネスのリーディングプレイヤーになり、日本と中国における市場ポジションを大きく向上できた」「韓国におけるプレセンスと、タイにおける最大手としての地位を確立できた」とコメントしている。
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文/大徳明子