前年も好評いただいた都道府県ランキングの2022年版の発表です! 1位の都道府県は何が違う? データとデータをつなぎあわせることで見えてくる背景とは?
都道府県による美容サロン使いの違いを解説します。
文・作表 田中 公子(ホットペッパービューティーアカデミー研究員)
目次
①美容室の1回あたり利用金額、1位、2位は北陸地方に!
まずは美容室の利用金額、1回あたりの都道府県別ランキング(TOP5)です。
1位は福井県、2位は富山県と北陸地方がトップ2を独占する結果になりました。
「え?北陸!?」と少し意外に思われた方もいらっしゃるのでは?
実は福井県と、富山県が上位になるデータがほかにもあるのです。
②実は働く女性の比率が高い!北陸地方の意外なデータ
こちらは総務省の「就業構造基本調査」から作図したグラフです。全国の共働き世帯の比率が高い都道府県からランキングした結果ですが、福井県が1位、富山県が3位の結果に!
共働きの世帯比率が高いということは、福井県も富山県も結婚しても働く女性の比率が全国的に高いということです。職場での身だしなみとして、外見を整えることに対する意識が高いのかもしれませんね。
このほか、全国家計構造調査(2019年)によると、福井県、富山県とも世帯ごとの年収は、全国でもトップクラスにあり美容投資に対する余裕もありそうです。
③美容室の過去1年間の利用総額ランキング1位は東京都!
続いて、過去1年間の利用総額ランキングのご紹介です。1位は、東京都(3万8,569円)です。
「そうだよね」と思われる方も多いかもしれませんが、先ほどご紹介した「1回あたりの利用金額」では、東京都は8位と1回あたりの利用金額はトップではないのです。
それでは何が東京都の年間利用総額1位の理由なのでしょうか? 実は「あるメニュー」の利用回数が年間金額を押し上げているようです。