全国理容生活衛生同業組合連合会(全理連)は、「理容サロンに行こう『GO TO バーバー』キャンペーン」を2022年10月1日から11月30日までの2カ月間実施する。
国庫補助金5000万円、全理連から5000万円、各都道府県の組合から約2000万円の計1億2000万円の予算を投入する一大企画で、理容業の業績回復を目指す。
「バーバーくん」を5500名、「1000円分の理容券」を5万名に
「GO TO バーバー」キャンペーンは、コロナ禍により理容室から足が遠のいたお客さまに対し、来店を促す謝恩キャンペーン。
期間は2022年10月1日から11月30日までの2カ月間で、組合加盟店の利用者に抽選で景品をプレゼントする。当選者には1メートルもの巨大な「バーバーくん」ぬいぐるみや、組合加盟店で使える1000円分の理容券などが贈られる。
抽選会は12月15日に公開で実施され、当選発表は全理連ホームページなどで行われる。
「GO TO バーバー」景品
バーバーくんぬいぐるみ大(1m):500名
バーバーくんぬいぐるみ小(20㎝):5000名
組合加盟店で使える1000円分の理容券:はずれ券の中から5万名
国庫補助金から5000万円
「GO TO バーバー」キャンペーンの総額予算は、延べ約1億2000万円。令和3年度補正予算の「令和4年度生活衛生関係営業業績回復支援事業」として5000万円の国庫補助金が充当される。
景品の理容券相当額である5000万円は、全理連から捻出。業界振興積立金を取り崩すことになるため、10月16日開催予定の臨時総会で上程する。
各都道府県の組合も、8月30日時点で32組合が独自企画の実施を予定しており、各組合の予算を合計すると1997万5443円~2032万5443円にのぼる。
TBSラジオでCM展開も
また10月上旬には、予算の中から1100万円を投じ、TBSラジオをキー局にラジオCMを展開する。平日のワイド番組でのCM放送や人気番組「爆笑問題の日曜サンデー」での告知を通じて、一般利用者への周知を図る。
さらにキャンペーンの告知サイトを開設し、理容サービスの紹介動画などを流す予定。
約1億2000万円の予算を投入し、全国メディアも活用した大型企画。理容業界一体となって、消費喚起を促していく。
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文/杉野碧