疲労回復の方法については、
①睡眠
②栄養
③道具
の全3回。
今回は、効率よく疲労回復やコンディショニングを整えるための道具についてお伝えしていきます。ぜひ参考にしてみてください!
まず紹介するのは「コンプレッションバンド」。ゴム製のバンドを身体に巻き付けて圧を加えた状態で運動を行い、外したときに筋膜の血流を良くする道具です。「フロスバンド」という名前の商品が販売されていますが、これもコンプレッションバンドのことです。
コンプレッションバンドを使うことで、筋肉痛や身体のだるさのような疲労が軽減できます。筋力アップにもつながる上、リカバリー効果も論文レベルで証明されているので、トレーニングをしている人たちからは最近特に注目を集めている道具です。
筋肉痛から回復するためには、ストレッチよりマッサージのほうが効果的です。ストレッチはウォーミングアップや姿勢改善、疲れにくい身体を作るのには有効ですが、筋肉痛のときに実施すると逆効果になってしまったという文献もあります。
しかし、マッサージはなかなか自分ではやりにくいもの。そんなときは「ストレッチポール」を使うことでマッサージ効果を得ることができます。
ストレッチポールにはさまざまな使い方がありますが、基本的には上に乗って軽く体重をかけるだけでOK。とても簡単にセルフマッサージをすることが可能です。
さらにコンパクトなマッサージ用の道具が「マッサージガン」。マッサージチェアを小型にしたようなものだと考えればいいでしょう。
手の届かない場所にも直接振動をあてて、筋膜の血流を良くしていくことで筋肉の疲労改善を促進します。多くのアスリートも使用しています。
数万円ぐらいするものから数千円程度のものもあるので、予算に合わせて選んでください。
「予算が……」という方でも大丈夫。お金をかけることなく、セルフマッサージで疲労回復することもできます。
100円ショップで売っているゴルフボールやテニスボールを使えばいいのです。使い方は簡単。ゴルフボールやテニスボールを床に置き、その上に乗って、疲れている筋肉を押し当てながら圧力をかけるだけです。
ちなみに100円ショップで「コンプレッションバンド」が売っていることもありますが、荷物をまとめるための「結束バンド」なので人体には使用しないでください。
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