大胸筋が歩いてる! バズーカ岡田です!
日本オリンピック委員会の科学サポート部門員、日本体育大学の教授を務めています。YouTube「バズーカ岡田の筋トレラボ」、voicy「絞れる筋トレラジオ」もよろしくお願いします!
理美容師さんが立ち仕事のサロンワークをずっと続けられることを目指す、連載『バズーカ岡田の最強ストレッチ&エクササイズ』。
直近2回はトレーニングジムの選び方についてお伝えしましたが、第33回は、自宅でトレーニングしたいという人向けに、ホームジムの作り方を紹介します。広さは六畳もあれば十分! 思っているより簡単に始められますよ。
今日のポイント
トレーニングジムの選び方については、
①種類別
②レベル別
の全3回。今日は「ホームジムの作り方」です。
今回はホームジムのメリット、どのようなトレーニング器具をそろえたらいいかなどについてお伝えしてきます。 自宅で手軽にトレーニングをしたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
ホームジムとは?
ホームジムのメリット
ホームジムという言葉はあまり聞き慣れていないと思いますが、自宅の一室をトレーニングジムにすることです。コロナ禍で思うように出歩けない時期が続いたときに注目を集めました。
とはいえ、大げさに考えなくても大丈夫。量販店やホームセンターなどで売っている腹筋ローラーのようなトレーニング器具をそろえて、自宅でトレーニングできる環境にすれば、立派なホームジムになります。
ホームジムのメリットは、自宅で手軽にトレーニングができるところです。24時間365日、いつでもトレーニングできますし、まわりの目を気にせずに集中してトレーニングをすることができます。好きな音楽を流すこともできますし、自分に合った空調にすることもできます。いつでも自分好みの環境でトレーニングできるというわけです。
もう一つの大きなメリットが、移動時間がかからないということです。ジムへの往復時間もかかりませんし、器具の順番待ちもありません。忙しい美容師さん、美容室経営者の皆さんにぴったりですね。
場所は自分の部屋でも、倉庫でも、庭でもいいと思います。もしも理美容室の敷地に余裕があるなら、共用のホームジムをつくって、健康に長く美容師でいてもらうための福利厚生サービスにするのもいいですね。
ホームジムの作り方
では、ホームジムを作っていきましょう。広さは六畳もあれば十分です。
まず、必要なのが器具を設置するための床への補強です。衝撃を吸収するためのラバーマットなどを敷きましょう。これがないと、ダンベルなどを床に落としたときに、床が傷ついて凹んでしまいます。マンションなどの場合、下の階への騒音になってしまうでしょう。
マットを敷くことでケガ防止になります。程度にもよりますが、マットも様々なサイズがありますので入念に選びましょう。
トレーニング器具でまずおすすめなのが、可変式ダンベルです。これは、プレートをつけ外しすることで重さを変えられる優れもの。特に、手元やピンで簡単に重さを調節できる物が良いでしょう。
もう一つ、トレーニングベンチがあるといいでしょう。これは仰向けになって行うダンベルプレスやうつ伏せで行うレッグカールなどのトレーニングをするときに使います。トレーニングのバリエーションを増やすためには、角度を変えられるトレーニングベンチがおすすめです。
可変式ダンベルとトレーニングベンチ、この二つがあるだけで、かなりジムっぽく見えます。