ご縁は相手ありきなので切れちゃう時もありますけど、自分からの感謝は、切ろうと思わなければ切れません。だから僕にとって“切っても切れないもの”はご縁と感謝です。
宮本武蔵の言葉に「我以外みな我が師なり」という言葉があります。本当は彼が言ったわけではなく、吉川英治の小説の演出らしいですけど。
優れている人から学ぶことはもちろん多いし、嫌だなって思う人にも良いところを見つける努力が大事ということだと解釈しています。そういう気持ちでいると、人に対して感謝しかないですし、より優しくなれるんです。
そして音楽も、切っても切れないものですね。自分にとっては、当たり前にあるものになっています。
音楽は自由なもの。僕はパンクロックが好きですけど、いろんなジャンルの曲を聴きますし、ジャンルでくくることはあまりしたくないんです。
好みって押しつけあうものじゃないので、いいものはいい!知らないものは教えてください!って互いに尊重しあえる関係が、どんな人間関係でも素敵だと思います。
いい歳してそんなことをしてってよく言われるんですけど、この歳になった人間にとっては今さら落ち着く方が難問です。中年を人生の折り返し地点って言ったりしますけど、人生を行って帰ってきた人っています? いないですよね。
なんでも知りたい!という好奇心が尽きないのが、自分のいいところなのかな。人生は行きっぱなし。折り返し地点なんてないので、これからも進むだけです。
テンションを上げたいときも、苦しい時も、ゲンドウミサイルの「さらば弱き心よ」です。
ボーカルの夜桜極蔵さんは「歌は下手くそだけど、俺は世界一のボーカリストだ」って言うんですよ。何回もライブに行っていますが、しびれますね。彼からすごく影響を受けています。僕も世界一の美容師なので 笑
どんな底辺の人生でも絶対いつかチャンスはある、命ある限り。そういう歌です。踏み出した先にしか未来はないと思わせてくれるので、ぜひ聴いてみてください。
Manic Mondayのドアを開けると、有栖川さんがギターで弾き語りをしながら出迎えてくださったことがとても印象的でした。
お話を聞いていくにつれ、なぜこの空間にお客様が立ち寄りたくなるのか、有栖川さんの周りに人が集まるのかを垣間見れたと思います。
有栖川さんが大切にされている「人を喜ばせたい、人の役に立ちたい」という思いが、ささいな言葉や行動に現れていました。人として、見習いたい!
Manic Monday(マニックマンデー)
2018年9月オープン。JR東海道本線・平塚駅北口から徒歩3分。平塚の繫華街・紅谷町の裏通りに位置する、くつろげるサロン。古物商の許可をとり、楽器やプラモデルも販売している。
▽住所=神奈川県平塚市紅谷町4-13 山福ビル1階
▽ホットペッパービューティー=https://beauty.hotpepper.jp/slnH000444257/
有栖川 ヨハン
ありすがわ・よはん/Manic Monday代表
大型店に25年間勤めた後、2018年9月にManic Mondayをオープン。美容、ギター、プラモデルをこよなく愛する。スリーピースバンド「THE ギラツカス」を結成し、毎月ライブを行っている。
▽Instagram=@johan_the_manicmonday
▽Twitter=@girat_s
missato
Jobシンガー
missato(みさと)/実際に現場を見学し、時にはいっしょに作業を体験し、自分でインタビューを行って、働く人に寄りそった曲をつくり歌う「Jobシンガー」。14歳からシンガーソングライターとして作詞作曲を始め、2年間の社会人生活を経て音楽活動に専念する。2017年に自主製作のミニアルバム「Pioneer」を発売。Jobシンガーとして活動を始める。2020年にJobシンガーとしてのファーストアルバム「Joba#1」を発表。2021年より株式会社SAYプロモーションに所属。職業ソングアルバム「Job#2」をリリースする。
missato
→ YouTube:room missato
→ 公式サイト:missato.com
→ 連絡先(ライブ予約、職業ソング作成依頼):contact
取材・文/missato(Jobシンガー) 編集/大徳明子 撮影/漆戸美保 ※シャンプー台とビル全体の写真は編集部