暑い夏場は、ベタつくクリーム類よりも化粧水にお金をかける女性が多いようだ。
株式会社イークスが運営するメディアroccoGiRL(ロッコガール)は、夏にお金をかけるスキンケアアイテムを調査した。
目次
約4割が「化粧水」、最下位は「乳液」
女性150人に、「夏場に最もお金をかけるスキンケアアイテム」を聞いたところ、全体の37%にあたる56人が「化粧水」と答え、断トツの1位となった。2位は「美容液」、3位は「オールインワン」と続き、最も少なかったのは「乳液」だった。
それぞれのアイテムにお金をかけている理由は、以下のとおり。
「化粧水」で紫外線のアフターケア
日焼けなど紫外線を浴びてしまったアフターケアとして、「化粧水でたっぷりとうるおいを与えたい」という意見が多く見られた。
また、夏はベタつくクリーム類を避けたいという人もいた。
・日焼けによる乾燥とシミを防ぎたいので、ベースとなる化粧水をしっかりしたいから(30代)
・乾燥肌のため冷房などにより保湿が必要だと思うから、いつもより多めに使用している(50代)
・夏でも汗などで乾燥してしまうので、保湿パックもできるいい化粧水を買うようにしている(40代)
・夏は乳液やクリームをあまり塗りたくない。化粧水で保湿がしっかりしている物を使いたいと思っているので、化粧水に一番お金をかけたいと思う(30代)
・クリームはべたついて嫌なので、いい化粧水でしっかり保湿をする(40代)
・夏場は日焼けした後に毛穴をしっかり締めたいので効果の高いものを選んでいる(30代)
「美白美容液」が人気
2位の「美容液」は、夏場には「美白美容液」を使用したいという人が多かった。
スキンケアの中でも比較的高価なことが多い美白製品だが、紫外線の多い夏に美白美容液は欠かせないようだ。
・化粧水や乳液が安いものでも、美容液だけは高価なものを選ぶようにしているから(30代)
・日焼けが気になるので美白タイプの美容液を追加するため(30代)
・夏は冷房の乾燥、暑さによる汗などから肌トラブルが起こりやすいので美容液で整える(50代)
・シミそばかすが気になるので専門的なものを使用したい(30代)
・シミ対策として美白美容液を使う(60代)
・肌が弱いので日焼けをしないように美白成分の入っている美容液を購入するため(40代)
時短で簡単「オールインワン」
ひとつで面倒なスキンケアを完了することができる「オールインワン」が3位となった。
特に、子育て世代やスキンケアに時間をかけたくない高年齢層に人気が高い。「これしか使わないからこそ、お金をかけていいものを選んでいる」という声もあった。
・たくさんの化粧品を用意するより一本のいいものを使いたい(30代)
・短時間ですぐにつけることができ、一本で全てまかなえる(30代)
・とにかく汗をかくので、一度ですむことを最優先にしている(50代)
・面倒くさがりなので簡単に時間をかけずに行えるから(50代)
汗を清潔にする「洗顔料」
4位の「洗顔料」は、汗を気にする人が多かった。
・皮膚の汚れを落とすのはスキンケアの基本だと考えるため(40代)
・汗をかきやすいので、きちんと洗顔して清潔を保ちたいから(50代)
・仕事で汗をかくので、洗顔料が大切(60代)
・汗だらけになるので清潔にしておきたい(50代)
日焼け止めをしっかり落とす「クレンジング」
5位は「クレンジング」。日焼け止めをしっかり落としたいという声が寄せられた。
・夏場は何度も日焼け止めクリームを塗るので、その度にキチンと落とさないと気持ちが悪いのでなるべくいい製品を使いたい(50代)
・きちんとメイクや汚れを落とし、そして肌の潤いを与えるクレンジングが必要だから(60代)
・日焼け止めをしっかり落としたいから(40代)
・汗をかいたり汚れが付着しやすいので、しっかり汚れを落とすようにしている(60代)
日差しに「日焼け止め」
6位は「その他」。「日焼け止め」が8人中3人と票を集めた。
・日焼けしやすいし、歳と共に汗を顔にかくようになったため。崩れないもの、肌荒れを起こさないものを選ぶ(50代)
・焼けたくないし、すぐにシミになるので日焼け止めはどんなに曇りでもかかさない(30代)
夏も「保湿クリーム」
7位は「保湿クリーム」。夏も保湿は欠かせないようだ。
・基本的にアイテムの金額をへらそうとしているが、クリームはどうしても必要なので、削ることができないから(50代)
・四季を問わず、クリームが一番高価になっている(60代)
・潤いを保つにはクリーム必須だから(50代)
「乳液」で乾燥肌ケア
最も少なかったのは、「乳液」。油分が多いスキンケアは夏場の需要が下がっているようだ。
・乾燥肌なので、大変なことになる(60代)
・肌の荒れを防ぎたいので(50代)
夏場でも乾燥から肌守りたい
今回の調査で、夏場に女性が最もお金をかけるスキンケアアイテムは「化粧水」ということがわかった。
水分量が少なくなる夏こそ、ベタつかない化粧水でうるおいを与え、整った肌状態をキープしたい人が多いようだ。
冷房や紫外線などが原因で、夏にも乾燥はつきもの。美しい肌を保つため、季節に応じたスキンケアアイテムで、年間を通して乾燥ケアしてくことが大切だ。
美容に関する金額調査
■ 調査期間
2022年6月27日
■ 調査対象
30代~60代の女性150人
(30代:44人、40代:35人、50代:42人、60代:29人)
■ 調査方法
インターネット調査
文/比嘉廣樹