トレーニングジムの選び方については、
①種類別
②レベル別
③ホームジム
の全3回。今日は「種類別トレーニングジムの選び方」です。
今回はおもにトレーニンジムの種類別の特徴についてお伝えしていきます。
「トレーニングジムに通ってみたいけど、どんな種類のトレーニングジムがあって、どれが自分に合っているかわからない!」という方は大勢いるのではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてください!
トレーニングジムは、「公営のジム」「パーソナルジム」「大手フィットネスジム」の大きく3つに分けられます。まず、それぞれの特徴やサービスの違いなどを見ていきましょう。
公営のジムとは、自治体などが運営する公共施設のジムです。公営の体育館やスポーツセンターなどにジムが併設されていることが多く、地域の方が利用しています。
一番のメリットは、とにかく利用料が安いこと。1回ごとの利用料を支払うケースが多いので、月額料金がかからないのもメリットでしょう。
デメリットは、民間のジムに比べてサービスが劣るということです。インストラクターやトレーナーがいないことが多いので、自分で器具の使い方を学んだり、トレーニングのメニューを作成したりしなければいけません。間違った使い方をして、怪我でもしてしまったら大変ですよね。
また、開いている時間が比較的短いのもデメリットです。夜間に利用できない施設だと、昼間仕事をしている人は利用が難しいかもしれないので、利用を考えている方は営業時間をしっかりチェックしておきましょう。
トレーナーやインストラクターがいないので、公営のジムは何も知らないトレーニング初心者には向いていないかもしれません。ただ、一概に「初心者は行かないほうがいい」と言い切れない部分もあります。
公営のジムはとても敷居が低いため、「何も知らない状態でパーソナルジムや大手のジムに行きたくない」という人に向いているのです。トレーニングの本やYouTubeを見ながらトレーニングをしても怒られたりしないので、そういう部分もいいです。
ただし、初心者はインストラクターがいないと器具の使い方を間違えてしまいがちなので注意しましょう。ランニングマシンで逆方向に走ったりしないよう気をつけてください!
パーソナルジムは近年、非常に増えているトレーニングジムの業態です。利用者にトレーナーがマンツーマンでついて、トレーニング指導を行うのが特徴です。利用者は目標を立てて、トレーナーは目標達成のためにプログラムの作成や食事指導などのサポートを行っていきます。オーダーメイドのトレーニングをしてくれるジムと言えます。
私も「STUDIO BAZOOKA(スタジオバズーカ)」というパーソナルジムを運営しています。学芸大学、中野駅北口、渋谷一丁目、新宿、自由が丘、都立大学と都内に6店舗あるので、お近くの方はぜひチェックしてみてください!
メリットは、効率的にトレーニングを行うことができること。最短の努力で目標に到達できます。また、小さなジムが多いので、感染対策がしっかりしているのもメリットです。
デメリットとして、基本は施設利用のために予約する必要があるので、好きな時間に利用できない場合があることです。トレーナーを指名する際に1カ月先の予約が1、2分で埋まってしまうほど人気のトレーナーもいます。
マンツーマンでトレーナーが指導してくれる分、利用料金が高くなっているので、申し込む際はしっかり確認してくださいね。
特定の部位を重点的に鍛えたい人にも、パーソナルジムが向いています。たとえば、お尻を鍛えてヒップアップをしたい、大胸筋を鍛えて胸板を厚くしたい、ウエストを細くして体のラインをきれいにしたい、とにかく10キロ痩せたいなどです。
アスリートもパーソナルジムを利用することが多いです。利用者によって異なる要求にも応えられるのが、パーソナルジムのいいところです。一方で、明確な目標がないとせっかくのトレーナーの指導が活かせません。ただ、今は目標がなくても、トレーナーによるカウンセリングで目標を設定することもできますよ。
パーソナルジムはマンションの一室のような場所にあることが多いので、トレーニングを他人に見られたくない人にも向いています。芸能人はパーソナルジムを利用することが多いです。
もう一つ、実は初心者に向いているのがパーソナルジムです。トレーニングのことが何もわからなくても、トレーナーが相談に乗って適切なアドバイスをしてくれます。
逆に、人の好き嫌いが激しい人はパーソナルジムに向いていないかもしれません。トレーナーとの相性が合わないと、トレーニングのやる気が削がれてしまいかねません。逆にトレーナーと相性が良いと、「トレーニングを楽しく続けられる」という大きなメリットになります。
「コナミスポーツクラブ」や「セントラルスポーツ」、「ゴールドジム」など、大手フィットネス企業が運営する会員制ジムは有名ですね。このような大型のジムを「総合型ジム」と言います。
最大のメリットは、施設の中にトレーニング器具が多いことです。体育館ほどもある広いスペースに器具がズラッと並んでいたりします。器具の種類も多いので、飽きずにトレーニングを続けられるのもメリットです。
近年増えているのが、「エニタイムフィットネス」や「ジョイタイム24」などの365日24時間開いているジムです。会員になると好きな時間に行ってトレーニングできるのは、大きなメリットと言えるでしょう。総合型ジムに比べると小規模ですが、人のいない環境で集中してトレーニングしたい人や、早朝や深夜に利用したい人にはおすすめです。コストを抑えているので、24時間系のジムは料金も抑えめです。
大手の「総合型ジム」は店舗が多いので、好きな場所でトレーニングできるのもメリット。平日は会社ちかく、休日は自宅そばのジムを利用できるので便利です。旅行先でもトレーニングを欠かさないよう、ジムがあるかをチェックして旅行プランを立てる人もいますよ。なんと「ゴールドジム」には、海外出張や旅行の際に海外店を利用できるコースまであります。
大手フィットネスジムは、つねにマンツーマンで指導してくれるトレーナーがいないことがありますが、初心者コースも存在するので安心してください。総合型ジムには器具の使い方などを教えてくれるトレーナーがいる場合もありますので、前もって調べたり見学に行ったりして選びましょう。
また、大規模な総合型ジム、24時間型ジムのほか、女性専門ジム、高齢者専門ジム、「暗闇トレーニング」などを行うコンセプト型ジムなどもあります。自分に合ったジムを選んでください。
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