日本ヘアデザイン協会(NHDK)の「東京ショー」は、「継承~受け継がれる技と感性~」をテーマに3つのステージが披露された。
「継承」体現する3ステージ
「東京ショー」は2022年7月26日、東京・青山のスパイラルホールで「ニューヘアモード発表会」と同時開催された。
東日本地区会員を中心としたメンバーによって、3ステージを展開。「継承~受け継がれる技と感性~」のテーマのもと、ステージ1は「継続」、ステージ2は「継受」、ステージ3は「伝承」をそれぞれ体現する、バリエーション豊かなパフォーマンスをくり広げた。
新鋭による「ジェンダーレス」
ステージ1「継続」は、「ジェンダーレス」をテーマに、竹之内香織氏 (Salon de With)と永嶋恵美子氏(資生堂ビューティーサロン)の新鋭2人が登場。
旬のファッションとサステナブルを取り入れた新しい形を表現した。
「今」を形にしたクールなステージ
ステージ2「継受」は、山本直氏(ON THE GO)と堀部真生氏(HORIBE)による、時代や流行、思想やジェンダーを超越したクールなステージ。
アーティストが感じる「今」を創作・表現した。
進化と伝承融合させた熟練の技
ステージ3 「伝承」は、VISAGE CREATIONから代表の白坂春光氏と、ディレクターの柳田等氏が登場。熟練の技で、エレガントなヴィサージュイズムを表現した。
進化するデザインと、伝承する美容技術の2つのテイストを融合。65年の協会の歴史で、脈々と受け継がれてきた技術と感性を表すステージとなった。
技術と感性、トレンドとともに発信
最後は、東京ショー実行委員長の土居一生氏が挨拶。
「日本デザイン協会の長い歴史の中で受け継がれてきた技術と感性を、これからもトレンドとともに発信していく」と力強く述べ、この日のショーを締めくくった。
文/杉野碧