セルフで白髪染めをする人の約5割が、ヘアカラー剤を使用している。
一方、「美容室派」がこれから使ってみたいアイテムは、白髪染めトリートメントだった。
株式会社イークスが運営するメディア「roccoGiRL(ロッコガール)」の調査で明らかになった。
白髪世代の7割が「染めている」
調査は、30代以上の女性150人を対象に実施。
「現在白髪を染めているか」については、染めている人は全体の約7割だった。
そのうち、37.9%は美容室、44.7%はセルフ染め、17.5%が美容室とセルフ染めを兼用していた。
セルフ染めの5割はヘアカラー剤
「セルフ染めで使用しているアイテム」については、「ヘアカラー」が断トツの1位だった。
ヘアカラーを使用する理由としては、「自宅で染めるのが、簡単だから」「自分の好きな時間や日時で染められる」「本当は美容院に行きたいがお金がないので」など。いつでも手軽に染められ、安価な点が人気を集めた。
2位はカラートリートメント(白髪染めトリートメント)。
「白髪を活かしながら、色を入れていきたい」「肌が弱いため、美容院でのヘアカラーやヘアマニキュアでは頭皮に痒みや湿疹がでてしまう」などが理由に挙がった。中には「美容室でブリーチだけしてもらい、カラーはカラートリートメントで自分でインナーカラーをしている」という人もいた。
3位はヘアマニキュアが入った。
今後使ってみたいのは「白髪染めトリートメント」
また、現在白髪染めをセルフで行っていない人に「今後使ってみたいアイテム」を聞くと、「白髪を染めるつもりはない」と「セルフ染めはしない」と答えた人の合計が7割を占めた。
上記を踏まえつつ、「使ってみたいアイテム」として最も人気を集めたのは、白髪染めトリートメントだった。
次いで白髪染めシャンプー、ヘアカラーが入った。
白髪染めトリートメントを使ってみたい理由としては、以下のような意見が出た。
・今まで染めたことがなく、面倒なので、シャンプーやトリートメントなど簡単な方法でためしてみたい(学生 60代)
・トリートメントの方が髪を傷めないような気がするから(パート・アルバイト 60代)
・手軽に染められそうで、時間もお金も少なく済みそうだから(公務員・教職員・非営利団体職員 40代)
・トリートメントなら痛みにくいかと思った(会社勤務 50代)
・白髪を生かしたい(パート・アルバイト 70歳以上)
髪の傷みを気にしている人や、手軽さやコストをかけたくないという人が気になっているようだった。
次いで人気だったのは、白髪染めシャンプー。
「とにかく簡単に使えるものがいいから」「お風呂に入る時に洗うだけで染まれば楽」など、ハードルの低さから選択している人が多かった。
セルフアイテムは手軽さ重視
これから使ってみたいセルフアイテムは、染毛力よりも手軽さが重視されていることが分かった。
ロッコガールは「セルフで白髪を染めている人も多く、自分で染めるのに自信がない人も失敗しにくいアイテムから始めてみるのがいいかもしれない」としている。
高齢化社会で、ますます増える白髪染め世代。おうちで手軽に染められるホームケアアイテムも需要が高まっていきそうだ。
白髪世代の女性に対する意識調査
■ 調査期間
2022年5月10~13日
■ 調査対象
全国の30歳以上の女性150人
■ 調査方法
インターネット調査
文/杉野碧