大胸筋が歩いてる! バズーカ岡田です!
日本オリンピック委員会の科学サポート部門員、日本体育大学の教授を務めています。YouTube「バズーカ岡田の筋トレラボ」、voicy「絞れる筋トレラジオ」もよろしくお願いします!
理美容師さんが立ち仕事のサロンワークをずっと続けられることを目指す、連載『バズーカ岡田の最強ストレッチ&エクササイズ』。
これまで「ストレッチ&エクササイズ」編を連載してきましたが、続けて食事や疲労回復の方法などを紹介していきます!
第28回は、疲れにくい体を作るための食事の方法のうち、脂質についてお話したいと思います!
目次
今日のポイント
食事の方法については、
①糖質
②脂質
の全4回。今日は「脂質」です。
脂質が体にとってどんな栄養素なのか、上手な脂質の取り方をお伝えします。
疲れにくい身体を作るとき、ストレッチやトレーニングとともに大切になるのが、正しい食事方法です。ぜひ参考にしてみてください!
脂質は細胞膜や神経の構成成分
脂質とは
人間のエネルギー源となる三大栄養素が、糖質、脂質、タンパク質です。脂質は糖質と同じくエネルギー源として使われるだけでなく、細胞膜や神経の構成成分になります。
脂溶性ビタミンといわれるビタミンAやビタミンDなどを運搬したり、体温や肌のうるおいを保ったりします。ホルモンのはたらきを助けるという大切な役割もあります。
脂質は摂取しすぎると体脂肪としてたくわえられて肥満の原因になりますが、脂質の減らしすぎには注意しなければいけません。脂質が減ると美容や健康を損なう要因になります。肌のうるおいや美しい髪を保つためには、脂質が絶対必要です。
実は、脂質は脳の神経細胞の構成要素の中でも、非常に多くの割合を占めています。脳の60%が脂質なのです!
お年寄りが認知症予防のために良い脂質が多く含まれているサバなどの青魚を食べるのは理にかなっています。脂質は摂りすぎてもよくありませんが、人間にとって必要な栄養素だと覚えてください。
脂質の「1日に必要な摂取量」
1日のエネルギー量の20~25%を脂質から摂ると良いでしょう。減量中でも10%は確実に摂ってください。
1日の適正エネルギー量は、年齢と身長と体重などによって変わります。次のサイトなどから計算してください。
→ 日本医師会HP