ミルボンは2022年6月11日より、新ヘアカラーブランド「ENOG(エノグ)」を発売する。ラインナップは、アルカリカラーと塩基性カラーの全5ライン・53色と2剤3種。
ピュアな染料設計と発色速度をそろえる独自技術で、絵の具のように自由自在な色表現をかなえる。
美容師の創造意欲かきたてるカラー剤
エノグのコンセプトは、「美容師の創造意欲をかきたて こだわりのデザインを創ることが出来る ヘアカラーブランド」。
「絵の具のように自在な色表現で唯一無二のヘアカラーを実現できるヘアカラーブランド」という意味が込められたブランド名のごとく、ミックスすることで、無限の色表現を可能にするカラー剤として開発された。開発には内田聡一郎氏(LECO)が携わった。
新ブランド誕生の背景には、ファッションカラー人気の高まりがある。ミルボンのファッションカラーの出荷額は、2017年から2021年にかけて、約1.7倍に伸長したという。そんな中エノグは、近年広がる「美容師のデザイン発想」と「顧客の色へのこだわり」といったニーズにこたえる。
デザインの幅広げる処方設計
ラインナップは、アルカリカラーと塩基性カラーの全5ライン・53色。デザイン幅を広げる処方設計で、狙い通りの色表現をかなえる。
アルカリカラーは、スタンダード、テクスチャーパレット、グレイブースター、プレイの4ライン全39色。
ピュアな染料設計と発色速度をそろえる独自技術により、自由自在な色調コントロールを実現。また、毛髪のアルカリダメージを低減するTPコンプレックス※1を配合し、カラーによるアルカリダメージ耐性を向上させた。
塩基性カラーは、ホリッカーラインの1ライン全14色。
ミニマルな染料設計で、絵の具発想の直感的な色づくりを可能にした。アルカリカラーをした髪に使用しても相性がいいので、色味を損なうことなく、カラー表現の幅を広げられる。
また、毛髪の密度と強度を高めるミルボン独自の毛髪補修成分MX-CMADK※2を配合。強度が低下し、切れ毛を起こしやすくなったブリーチ毛をケアする。
なお、環境に配慮し、パッケージには新形状の小型化キャップを採用。従来のミルボン製ヘアカラー剤キャップに比べ、プラスチック量を約54%削減する。
※1 T=タウリン(毛髪保護成分)、P=PG(湿潤成分) ※2 カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン(羊毛、毛髪補修成分)
■ 製品一覧
・第1剤 80g 医薬部外品 全39色
・第2剤 オキシダン(6%、3%、1.5%) 1L 医薬部外品
・ホリッカー 塩基性カラー 400g 化粧品(染毛料) 全13色
・ホリッカー クリア 600g 化粧品(染毛料)
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編集・文/大徳明子、杉野碧