サロンでの利用メニュー利用にも変化がおきています。ここ数年で注目されるようになったのは「まつげパーマ」の利用率上昇。これまで利用の多かった「マツエク」は、ボリュームや長さを出すことはできますが、サロンでの定期的なメンテナンスが必要です。
一方、まつげパーマは、自然な仕上がりで、自宅でのお手入れに気を遣うことも少なく、パーマが取れてくると自宅でビューラーを使って手直しすることも可能です。人気のパーマメニューが出てきたことも、まつげパーマが急激に伸びている背景にありますが、コロナ禍の環境変化もまつげパーマが支持されている理由と考えることができるでしょう。
最後に、今後の注目メニューについてご紹介します。「実際に利用」したに対して「興味をもった」が大きく上回っているのが、「眉毛サロン」と「アイブロウ・眉カット」。「眉」に対してニーズが高まっていそうです。
眉の整え方も、カットやワックス脱毛、眉プレート、眉パーマ、美容医療でのアートメイクなどここ数年で施術のバリエーションも出てきています。眉によって顔の印象もぐっと変わるので、「プロに整えてもらう」というニーズは高いように感じます。
データ出典
ホットペッパービューティーアカデミー
「コロナ禍の美容トレンド調査/サロン別メニューランキング」
田中 公子
ホットペッパービューティーアカデミー研究員
TANAKA KIMIKO/前職は経営コンサルティングファームでIT業界の業務改善に携わる。リクルート入社後、ホットペッパービューティーの事業企画を経て、2012年から現職。調査研究員として、「美容センサス」をはじめとする美容サロン利用調査や美容消費の兆しを発信。セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。共著に『美容師が知っておきたい50の数字』『美容師が知っておきたい54の真実』(女性モード社)ほか。
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