ひざ・大腿部の痛み対策については、
の全2回。今日は「ストレッチ編」です。
今回は、ひざ・大腿部の痛みをやわらげるストレッチです。
「プレッツェル・ストレッチ」「内転筋群(ないてんきんぐん)」「腓腹筋(ひふくきん)」「ヒラメ筋」をご紹介します!
5分ほどでできる手軽なストレッチなので、サロンワークを始める前や合間の時間、あるいはお部屋などでやってみてください!
立ち仕事をしている理美容師さんは、まず腰が痛くなることが多く、やがて、ひざが痛くなってきたり、ついには股関節や足首が痛くなりがちです。
O脚やX脚などの骨と骨の配列(アライメント)があまり良くない方は、特にひざが痛むようになります。
今回はひざの痛みや下半身の疲労感を取り除いていくストレッチを紹介していきます。
まずは大腿四頭筋(だいたいしとうきん)のストレッチから紹介していきましょう。大腿四頭筋は腿の前部にある一番大きな筋肉です。ひざを曲げ伸ばしする役割があります。
「プレッツェル」とはドイツの焼き菓子パンのことです。ストレッチの形がプレッツェルに似ているので、こういう名前がつきました。
まず横になり、下になっている足(写真では左足)をひざから後ろに曲げ、足の甲を手(写真では右手)でつかみます。
このとき、大腿四頭筋の一つ、大腿直筋(だいたいちょっきん)が伸びています。
さらに体を反対側に開いていきます。
こうすることで、左の大腿四頭筋から体幹を伸ばすことができます。胸郭(きょうかく)を開くことになり、腰痛の改善にもつながります。
一石二鳥、一石三鳥のストレッチです。ストレッチ中は呼吸を止めないように気をつけてくださいね。
ひざの痛みにはハムストリングもかかわっているので、「腰痛対策/ストレッチ前編」(Vol.1)で紹介したハムストリングのストレッチも行うとより効果的です。
プレッツェル・ストレッチ
■ アクション
1)横向きに寝て後ろの足を伸ばす
2)体を開いていく
■ 回数
左右15秒ずつ