2019年5月13日(月)から15日(水)までの3日間、ビューティー分野における国内最大規模の見本市『ビューティーワールド ジャパン』(主催:メッセフランクフルト ジャパン)が東京ビッグサイトで行われた。
東京五輪の関係で、今回は会場を西館に移しての開催となった。日本、台湾、韓国、中国など11カ国から551社が出展。『東京ネイルフォーラム 2019』(主催:NPO法人 日本ネイリスト協会)と合わせ、3日間の来場者数は7万512名に上り、盛況のうちに閉幕した。
今年も活況!『ヘア&ネイルステージセミナー』
毎回好評を博している『ヘア&ネイルステージセミナー』は、そうそうたる顔ぶれがそろった。会場となった会議棟1階のレセプションホールは250席が用意されたが、開講前から行列ができ、立ち見が出る大盛況だった。
初日13日は、宮村浩気氏(AFLOAT)&神宮麻実氏(Jill&Lovers)、西戸裕二氏&川口展弘氏(DADA CuBiC)、みやち のりよし氏(SHACHU)がセミナーを実施。
「The Barberella in Japan presented by BROSH」では、女性バーバーのWhitney Vermeer(ウィットニー・ヴェルメール)氏が技術を披露し、Julian氏(MR.BROTHERS CUT CLUB)、川上昌博氏(BARBER SHOP APACHE)が解説を行った。
14日は、新井唯夫氏(FEERIE)、中村トメ吉氏(OCEAN TOKYO)がセミナーを、鈴木朋弥氏(AYOMOT)と水野義夫氏(ネイルズユニーク)が対談を実施。
さらに、伊東秀彦氏(PEEK-A-BOO)がカットライブを披露。詰めかけた大勢の美容師は、スマホで動画を撮ったり、メモを取ったり、真剣に見入っていた。
最終日の15日は、日本ネイリスト協会(JNA)がセミナーを開催。認定講師の授与式を執り行った。
多種多様な製品が一堂に!『コスメティックゾーン』
西1・2・4ホールにまたがるコスメティックゾーンには、美容室やエステサロンでおなじみのブランドが多数出展し、主力ブランドや新製品を紹介した。
トリコインダストリーズは『AIVIL(アイビル)』のヘアアイロンや『デンマンブラシ』を出展。「TRY ME !!」の文字が目をひくヘアアイロンのタッチ&トライコーナーは、髪を巻く女性たちで終日にぎわっていた。
世界80カ国以上で愛されている脱毛ワックスのトップブランド『RICA WAX』もブースを構えた。
天然由来成分にフォーカスした豊富なラインナップが特徴で、敏感肌の人も安心して使える。2018年12月よりビューティガレージが日本総代理店となったことを機に、全製品において大幅値下げを実現。ブランドサイトも刷新し、新たなスタートを切ろうとしている。
西4ホールの出入口に面していたこともあり、足をとめて体験する人が目立った。
MTGは、今年2月にブランド10周年を迎えた美容ローラー「Rifa(リファ)」を中心に紹介。美容室airで知られるエアーエンターテイメントが運営するエステティックブランド&サロン「マリコール」も来場者の関心を集めていた。
また、鮮やかなカラー用品でおなじみのアレスプランニングは、ヘアに関する製品・サービス・情報を集めたエリア『クリエイティブヘア』に出展。色とりどりの髪色のスタッフが丁寧に説明をしていた。
新製品が目白押し!『アイラッシュゾーン』
アイラッシュゾーンには、有力メーカーが一堂に会し、新製品や限定キットなどを紹介。
LASH DOLL JAPAN、プリアンファ、LADYCOCO JAPAN、AMBER LASHが、アイラッシュやグルー、ツィザーなどを出品した。
アイラッシュガレージのブースでは、アイラッシュ専用電動チェアや各種アイテムを展示。新ブランド「eye Boutique(アイブティック)」についても、第1弾アイテムとなる泡タイプの「アイシャンプー」と施術の直前にサッとひと塗りする「プライマー」の2アイテムを紹介した。
また、今春から取り扱いを開始した『ハズキルーペ』も大量陳列。細かい作業が必須なアイラッシュ施術者の関心を集めていた。
ネイルの全てが集結!『東京ネイルフォーラム2019』
西3ホールでは『東京ネイルフォーラム2019』が開催された。
“ネイルの全てが集まる見本市”として、今回も最新のネイル商品が集結。クラスルーム(出展者プレゼンテーション)では、トップネイリストによるデモンストレーションが繰り広げられた。
全国に130店舗以上のネイルサロンを展開するネイルズユニークオブジャパンは『ハンド&ネイルハーモニー』のお得なキットや、ポリッシュタイプのソークオフジェル『gelish(ジェリッシュ)』などを出品。
また14日には、水野義夫社長が、会員制美容室AYOMOTの鈴木朋弥代表とともに「安全、短時間で施術できるネイルケアメニューの導入で美容室経営にひろがりを持たせよう」と題したセミナーを行い、ネイル市場のポテンシャルや導入のコツなどを紹介した。
ビューティガレージの『Raygel(レイジェル)』ブースでは、甘さの中にスモーキーなスパイスをプラスした新色『アンティークフラワーシリーズ』を発表。
豪華140色の全色セット、よりどり8色セットなどをビューティーワールド ジャパン限定価格で提供し、人垣ができていた。
来年は4月20~22日、東京ビッグサイト・西ホールで
近年の出展社数•来場者数は、次の通り。
- 2019年 551社/70,512名(速報値)
- 2018年 602社/76,273名
- 2017年 624社/73,034名
- 2016年 535社/64,578名
2017年は従来の東3~6ホールに東7・8ホールを加えて計6ホールへと規模を拡大し、出展社数、来場者数ともに過去最高を記録。2018年も6ホールで開催し、大幅な動員増に成功した。
西ホールに移動した今回は、出展社数、来場者数ともに前回を下回ったものの、ビューティー分野における国内最大規模の見本市として、ヘアからスキンケア、エステティック、ネイル、アイラッシュまでのカテゴリーを網羅し、活況を呈していた。
次回は2020年4月20日(月)~22日(水)に、東京ビッグサイト西ホールで開催する。