女性が実際に抱える髪の悩みは? 髪の悩みを解決するために何をしている?
化粧品、健康食品などの製造販売を手がける株式会社セプテム総研(大阪府大阪市/代表取締役社長:石神政道)は、女性が抱える髪の悩みについて、全国の20歳以上の女性2352人を対象にアンケートを行った。
目次
髪の悩み、20代は「とても気になる」多数
はじめに、髪の悩みの程度については、「とても気になる」「気になる」「やや気になる」を合わせて、83.0%の女性が「気になる」と答えた。
髪の悩みの程度
年代別に見ると、どの年代も気になる割合に大きな違いはないが、20代の「とても気になる」は29.0%。他の年代が20%以下なのに比べると多い結果になった。
年代別髪の悩みの程度
加齢とともに「パサつき・乾燥」から「白髪」 へ
具体的な髪の毛の悩みは、トップは「白髪」だった。2位は「パサつき」、3位は「うねり・くせ毛」と続いた。
髪の毛の悩み
年代別に見ると、特に若い年代を中心に幅広い年代で「パサつき・乾燥」「うねり・くせ毛」で悩む女性が多かった。
「白髪」は30代から増えはじめ、40代以降ではいずれもトップに。しかも50~60代では7割以上となるなど、年を重ねるほど増える悩みとなっている。
髪の毛の悩み(20代)
20代は、「パサつき・乾燥」がトップ。「うねり・くせ毛」「枝毛や切れ毛」が続く。
髪の毛の悩み(30代)
30代も「パサつき・乾燥」がトップだが、3位に白髪がランクイン。
髪の毛の悩み(40代)
40代から、「白髪」がトップに。「パサつき・乾燥」「うねり・くせ毛」と続く。
髪の毛の悩み(50代)
50代は75.7%が「白髪」と答えた。2位は「うねり・くせ毛」、3位は「パサつき・乾燥」。
髪の毛の悩み(60代)
60代も「白髪」が74.3%と断トツ。3位には「ボリュームが少ない」がランクインした。
悩み解決、プロに頼る派は3割
続いて「髪の悩みに対する気持ちは?」という質問に対しては、どの年代も約4割が「お金や時間をかけたくない」と答えた。また、「ヘアケアアイテムを充実させて自分でケアしたい」と回答した人も同じく約4割いた。
「美容室などプロのサービスを利用したい」と答えた人は約3割だった。
髪の悩みに対する気持ち
年齢重ねるとヘアケアアイテムだけでは問題解決せず
「髪の悩みを解決するために何をしていますか?」の質問に対しては、20~30代はシャンプー、トリートメント、コンディショナーを見直すなど、ヘアケアアイテムで解決しようとする傾向があった。
しかし、40代以降では「頭皮のマッサージ」がトップになるなど、加齢とともにヘアケアアイテムの見直しだけでは解決しにくい様子がうかがえる。
なお、「美容師に相談する」と答えた人は全体では5位の24.6%。50代は3位の27.0%、60代では7位の19.3%と世代によってばらつきがあった。
髪の悩みを解決するためにすること
トリートメントやヘアオイルでのケアは4割
最後に、髪のケアのために自宅で使用している製品について聞くと、シャンプー(90.2%)、コンディショナー(79.8%)の使用は定番のようだった。
その次に多かったのは、トリートメント剤(41.7%)、ヘアオイル(38.8%)。
機能性ドライヤーやブラシになると、3割を切る結果となった。
髪のケアのために自宅で使用している製品
今回の調査で、髪の悩みを抱える女性は多く、悩みやそれに対する解決策は年代別に異なることが分かった。
加齢とともに、ヘアケアアイテムの見直しだけでは、悩みの根本的な解決にならない様子がうかがえる。シャンプーとコンディショナー以外のヘアケアアイテムの使用率はまだまだ伸びしろがある。
髪の悩みを抱えるお客さまへ、新たなメニューやアイテムの提案の余地はありそうだ。
女性の髪の悩みに関するアンケート調査
■調査時期
2022年1月21日~2月18日
■調査方法
インターネット調査
■調査対象
全国に居住する20歳以上の女性
文/杉野碧