コロナ禍において、「以前より興味・関心を持つようになった」ものを聞いてみると、上位3つには、「スキンケア」「ヘアケア」「ハンドケア」と髪・顔・手のケアに関わる項目がランクイン。
外出機会の減る中で、“着飾る”メイクやファッションよりも、本質的なケアのニーズが高まる傾向に。自宅で過ごす時間が増える中で、自分を見つめる時間が増えていることも背景にありそうです。
なお、3位のハンドケアはコロナ禍で急激に増えた手指の消毒で、ケアのニーズが拡大しています。
美容室で「この1年間で興味を持つ、または実際に利用」したメニュー・サービスを聞いたところ、1位は、「髪質改善」に。ここでも、本質的な美容への関心の高さがうかがえます。
さらに、ランキングの4位から10位がすべて「カラー」関連のメニューであることにも注目。特に4位の「インナーカラー」は若年層を中心に、コロナ禍で人気が上昇しています。コロナ禍で外出の機会が減っていることも、「ちょっとチャレンジしてみる」きっかけになっているようです。
そして「カラー」が流行すればするほど、カラーで傷んだ髪のケアニーズも高まるため、ますます「髪質改善」も重視される、という関係性にもなっています。
次に「コロナ禍で興味を持つようになった、または購入した美容アイテム」をみていきましょう。1位は「サプリメント」、2位は「色つきリップ」と、「手軽」に美容を楽しめるアイテムです。
特に「色つきリップ」は、コロナ禍で口紅の購入が減っているのとは逆に販売が伸びているアイテム。うるおいに加えて、「ちょっと」色味もつくこともポイントのようです。「口紅をつけるのはちょっと…」と感じる女性にも試しやすいでしょう。
注目は4位の「クッションファンデーション」と5位の「まつげトリートメント」。美容サロンの店販でもコロナ禍で売り上げが増えた商品です。
サロン専売の「クッションファンデーション」がSNSでバズって品切れが続いたサロンもあったようです。「クッションファンデーションを購入したいから、サロンに行く」というお客さまもいて、サロンの来店周期アップにも貢献した事例も!
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