②頸部の前外側面(胸鎖乳突筋など)
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)とは
首の痛み(こり)は、ほとんどの人は首の後ろ側で起きます。
ただし、頸部(首)の前外側の筋肉が固くなっていたり、弱くなっていたりすると、後ろ側の筋肉の負担になるため、首の痛みが起こってしまいます。首の前外側の筋肉もバランスよくストレッチしていきましょう。
胸鎖乳突筋とは、頸部(首)の前外側の左右にある長い筋肉です。首を曲げたり、回転させたりするときに使う筋肉です。胸鎖乳突筋をしっかり伸ばし、血流を良くすることで、首の痛みを軽減することができます。
また、僧帽筋や胸鎖乳突筋は、筋肉の中では珍しく、脳神経によっても支配されています。つまり、肩こりや首のこりが目の疲れなどにつながっているのです。
頸部の前外側面「鎖骨のくぼみを指でおさえる→反対側に首を倒す」
1)鎖骨のくぼみを指でおさえる
胸鎖乳突筋は鎖骨についている筋肉です。
胸鎖乳突筋がついている鎖骨のくぼみのあたりを指でおさえてやります。
2)反対側に首を倒す
指で鎖骨のくぼみを押さえたまま、首を反対側に倒します。
首の後ろ側が痛いときは、そちらばかりほぐしてしまいがちですが、前外側もバランスよくストレッチしていきましょう。
頸部の前外側面
■ アクション
1)鎖骨のくぼみを指でおさえる
2)反対側に首を倒す
■ 回数
左右15秒ずつ×2セット