アリミノは2022年5月より、酸性領域のパーマ剤「クオライン アシッド」を発売する。
pH4、5、6のアシッドクリーム3種と施術で使えるオイル1種をそろえ、ハイダメージのくせ毛矯正を可能にする。
最小限のダメージでくせ取る
「髪質改善」などのキーワードが注目され、ニーズが高まるストレートヘア。アリミノのパーマ剤「クオライン」も2021年度は特にストレート分野が好調だった。
一方、ダブルカラーやハイライトなどのヘアカラーも盛り上がりを見せ、複雑なダメージを持つお客さまはこれまでになく増加している。
そんな中、5月発売の「クオライン アシッド」は、酸性領域を利用することで、最小限のダメージでくせを取ることを可能にした。
これまで施術が難しかったブリーチや加齢による複雑なダメージを持つ人も、ストレートスタイルを楽しむことができる。
しなやかな質感やツヤ体現
処方特徴は以下の3つ。
①バッファー機能を持つアシッドクリーム3種
クエン酸バッファー※を高配合し、酸性域で思い通りのアプローチが可能に。
※クエン酸Na。製品のpH調整剤
②デザイン提案の幅を広げる毛質軟化成分の組み合わせ
ブチロラクトンチオール×チグリコール酸アンモニウムの組み合わせで、しなやかな質感の艶髪を表現。
③上質な艶髪に導くセラムスムース処方
毛髪の状態に合わせてセラム成分(補修・保湿成分)を配合。ダメージやエイジングで失われた艶やまとまりを与える。
なお、酸性ストレートは現在のところ長時間の施術が必要。サロンにとっては必然的に高単価のスペシャルメニューとなりそうだ。
■製品一覧
・クオライン アシッド pH 4 1000g
・クオライン アシッド pH 5 1000g
・クオライン アシッド pH 6 1000g
・クオライン アシッド SP オイル 100g
※いずれも化粧品、業務用(美容技術者専売品)
文/杉野碧