ミルボンは、プラスチック量を大幅に削減した新形状の小型化キャップを採用した。2022年6月発売の新ヘアカラーブランド「ENOG(エノグ)」を皮切りに、他ブランドのヘアカラー剤にも順次展開していく。
プラスチック量半減で年間55トン削減
小型化キャップは、従来品の開けやすさを維持しながらも、1個あたりの使用プラスチック量を3.5gから1.6gへと約54%の削減に成功した。
全商品出荷数量のうち、ヘアカラー第1剤の出荷量が約40%を占めるミルボン。全てのヘアカラー剤が新形状キャップへ移行すると、年間約55トンのプラスチック量削減が見込まるという。
これはミルボンの国内生産品におけるプラスチック使用量の約5.9%にあたる。
新ヘアカラーブランド皮切りに順次展開
2022年6月に発売予定のエノグは、「美容師の創造意欲をかきたて こだわりのデザインを創ることが出来る」ことがコンセプト。絵の具のように自在な色表現で唯一無二のヘアカラーを実現する、新しいヘアカラーブランドとなっている。
アルカリカラーと塩基性カラーを含む全5ライン、53色。
エノグ以降、他ブランドのヘアカラー剤にも、新形状キャップを採用予定。持続可能な社会の実現を目指し、バージンプラスチック(再生素材ではないプラスチック)の使用量削減を推進していく。
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文/杉野碧