専門職に特化した就職活動プラットフォーム「CareerMap(キャリアマップ)」を運営する株式会社グッドニュースが、K&Pパートナーズから5750万円を調達した。
専門学校の求人をデジタル化
現在、18歳人口116万人のうち約4分の1にあたる28万人が専門学校へ進学している(2020年学校基本調査・国内18歳人口の進学先割合から算出)。
約30万人の市場規模がありながら専門学校の求人は改革が遅れており、いまだに紙の求人票が主流となっているのが現状だ。そこで、「キャリアマップ」では2015年のサービス開始以来、職業教育と就職活動のプラットフォームとしてデジタル化を進めてきた。
美容はもちろんのこと、建設・調理・IT・医療・介護など幅広い業界を対象としており、毎年2万社を超える企業が、美容師・ネイリスト・建築士・調理師などの専門職、技術職の採用に利用しているという。
資金調達成功で「キャリアマップ」強化
今回、グッドニュースは、K&Pパートナーズが運用する投資組合を引受先として第三者割当増資を実施した。総額5750万円の調達資金を投じて、「キャリアマップ」事業の市場浸透を加速させる計画だ。
デジタルネイティブ世代に適したプラットフォームを提供することで、専門職の就活支援におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めていくという。
なお、新卒採用におけるDXは各社が力を入れ始めており、セイファートも3月に、Z世代向け美容師情報アプリ「QJ LIKE」をリリースしたばかりだ。求人のマッチング精度の向上や活性化が期待される。
文/大徳明子