肩関節の問題対策については、
の全4回。今日は「ストレッチ前編」です。
今回は肩関節の問題をやわらげるためのストレッチです。特に肩が上がりにくい人、肩を上げようとすると痛みがはしる人、後ろに手を回せない人は、ぜひ試してほしいと思います。※肩こりに関してはまた別でご説明します!
肩関節の動きに関わる「大胸筋(だいきょうきん)」と「小胸筋(しょうきょうきん)」のストレッチをご紹介します。
5分ほどでできる手軽なストレッチなので、サロンワークを始める前や合間の時間にやってみてください!
肩関節は、いわゆる肩の部分だけでなく、鎖骨(さこつ)や肩甲骨(けんこうこつ)、上腕骨(じょうわんこつ)などで構成されています。
それぞれについている筋肉をストレッチすることで、肩関節が動きやすくなります。
大胸筋とは、鎖骨や上腕骨などについている胸の大きな筋肉です。私のパンパンになっている大胸筋をぜひご覧ください。
肩が上がりづらい人は、姿勢の悪さが関係しています。猫背で肩が前に出てしまっている人は、肩が上がりづらくなります。
このとき、硬くなるのが大胸筋です。大胸筋が硬くなってしまうと、さらに肩が前に出てしまい、肩が上がりづらくなったり、痛みがはしったりする原因になります。
大胸筋をほぐしてやわらかくすることで、肩が上がりやすくなります。
まず、前腕(肘から手首まで)を壁につけます。
大胸筋は上部、中部、下部に分けられますが、肘を肩と同じ高さにすると大胸筋の中部に効くようになります。
肘を壁につけたまま、胸を開いていきます。
右の大胸筋が伸びているのが感じられるところまで、体をそらしてください。このとき、息をしっかり吸うと、肺に空気が入って胸が開きやすくなります。
このとき、腕がしびれる人は、秒数を短めにしてください。
大胸筋
■ アクション
1)前腕を壁につける
2)体をそらす
■ 回数
左右20秒ずつ×3セット
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