小胸筋は肩甲骨(けんこうこつ)についている小さな筋肉で、鎖骨の下にあるくぼみにある骨に付着してきます。
小胸筋が固くなると、肩甲骨が前にひっぱられて猫背の姿勢になり、腕を上げようとする際の肩甲骨の動きと真逆の動きをしてしまいます。
肩関節を動きやすくして、手を上げやすくするには、肩甲骨が動きやすくならないといけません。肩甲骨を動きやすくするために、小胸筋をやわらかくほぐしていく必要があります。
小胸筋は鎖骨の下のくぼみの部分にあります。
そこに指を入れましょう。
強めに押しながら、前後に動かしたりしてマッサージしていきます。
このとき、小胸筋を押したまま、腕を上げて前後左右に動かしたり、回したりするとより効果的です。
多少痛みが出ても、痛い方向にさらに腕を動かしてみてください。
小胸筋
■ アクション
1)鎖骨の下に指を入れる
2)マッサージをする
■ 回数
左右30秒ずつ×3セット
今回は肩関節の問題をやわらげるためのストレッチについてお伝えしました。
週に1回でも効果は出ますが、週に3回やれば、なお効果が出ます。サロンワークの前後やすき間時間に試してみてください!
次回、連載第13回「肩関節の問題対策 ストレッチ後編」は4月5日(火)公開です。毎週アップしていくので、一緒に続けていきましょう!
以上、バズーカ岡田でした!
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バズーカ岡田(岡田隆)
日本体育大学体育学部教授/理学療法士
日本オリンピック委員会科学サポート部門員/日本ボディビル&フィットネス連盟ジュニア委員長/株式会社ジムガレージ取締役
1980年生まれ、愛知県出身。日本体育大学体育学部卒業、日本体育大学大学院体育科学研究科修了(体育科学修士)、東京大学大学院総合文化研究科単位取得満期退学。トレーニングは「心と体を鍛えるもの」をポリシーに、自らも選手・ボディビルダーとして活動しつつトレーニングを指導。骨格筋評論家として「ホンマでっか!?TV」などメディア出演多数。自身がプロデュースするジム「STUDIO BAZOOKA」、ボディケアスタジオ「ACTIVE RESET」を運営。
▽STUDIO BAZOOKA=studiobazooka.com
▽ACTIVE RESET=activereset.com
▽YouTube=バズーカ岡田の筋トレラボ
監修/岡田隆(バズーカ岡田)、八角卓克 構成・編集・取材/大徳明子 取材・文/大山くまお 撮影/上米良未来
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