肘関節の問題対策については、
の全2回。今日は「ストレッチ編」です。
今回は肘関節の問題をやわらげるためのストレッチです。手首や肘を使いすぎると、肘の内側や外側についている筋肉を酷使した結果、肘周囲の骨に付着している部分に炎症を起こして、痛みが生じるようになります。
今回は肘の痛みをやわらげる「上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)」「上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)」のストレッチをご紹介します。肘は手とも連動していますので、「腱鞘炎対策」のストレッチと合わせて行うとより効果的なので、そちらも必ずやってください!
5分ほどでできる手軽なストレッチなので、サロンワークを始める前や合間の時間にやってみてください!
上腕二頭筋とは、腕の「力こぶ」が出る部分のことです。肘を曲げる動きと、手のひらを外側に返す(回す)動きをするための筋肉です。
ものをつかんで持ち上げる動作や、タオルをしぼる動作をするときなどに、肘の外側から出る痛みを「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつそとがわじょうかえん)」といいます。
上腕二頭筋はこの「上腕骨外側上顆炎」と直接的に関わる筋群ではありませんが、手を酷使しているサロンワーカーには、上腕にケアも重要です。
この痛みは、手首や肘を使いすぎたときに出る痛みで、「テニス肘」「ゴルフ肘」「ガーデニング肘」ともいいます。肩から伸びている上腕骨(二の腕)の肘の外側についている腱(けん)に炎症が起きるため、このような痛みが発生します。パソコンを長時間使っている人にも起こりやすいです。
肘を伸ばして、手のひらを上に向けた状態で壁に手の横側をつけます。
このとき、肘のくぼみが上を向いているようにしてください。
肘のくぼみを上に向けたまま、前腕(肘から手首にかけての部分)だけ内側に回していきます。
上腕二頭筋が伸びているのを感じてください。
前腕を内側に回した状態で、体を外に向けます。
こうすることで上腕二頭筋がさらに伸びていきます。
上腕二頭筋
■ アクション
1)肘を伸ばして手の横を壁につける
2)前腕を内側に回す
3)体を外に向ける
■ 回数
左右20秒ずつ
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