訪問美容ゼミ1期生。「施設1件以上との契約」を目標に学び、すでに施設7件と契約した受講生も
訪問美容を始めたいサロン向けの実践的なセミナー
ホットペッパービューティーアカデミー(運営:株式会社リクルートライフスタイル)は、これから訪問美容を始めるヘアサロンに向けた“専門家と参加者の伴走型ワークショップ”である「訪問美容ゼミ」の2期生を募集する。
受講料は無料。受講者は50人限定で、応募者から1次・2次選考を経て決定される。募集期間は4月30日まで。
1期は60名の応募から選ばれた9名が受講。「施設1件以上との契約」という明確な目標を掲げ、訪問美容の基本からメニュー・価格設定、施設への営業方法など実践的な内容を学んだ。すでに施設7件と契約した受講生もいるという。
経営安定化の鍵!ロールプレイングで「営業」を学ぶ
2期のワークショップは、2019年6月~2020年3月までに全3回を実施予定。会場は東京・大阪のどちらかを選ぶ。
ワークショップ以外にも週1回、Facebook上で伴走者やゼミ生に相談や報告ができる。また、8月~翌2月の間に、東京・大阪でそれぞれ2~3回ずつ、ゼミ生が集まる場を設ける予定。
自サロンの強みやウリを見つけ、メニューや価格を考え、ゼミ生同士や伴走者と意見を交わしながら、訪問美容への準備を進めていく。
訪問美容を始める際に壁となるのが「営業」。訪問美容をビジネスとして軌道に乗せるには、介護施設の担当者らへの営業が欠かせないが、店を構えて集客するのとは異なるためノウハウのない未経験者がつまずきやすいところ。
訪問美容ゼミでは、営業力には定評のあるリクルートのノウハウをロールプレイング形式で学ぶことができる。
伴走者として参加する専門家は、NPO法人全国福祉理美容師養成協会(ふくりび)、訪問理美容に特化した美容室のtrip salon un、介護福祉士、ホットペッパービューティーアカデミースタッフ。
ふくりびからは赤木勝幸理事長と岩岡ひとみ事務局長。7年間で総訪問数2万5000件のtrip salon unからは湯浅一也代表と櫻井航太主任。介護福祉士は中浜崇之さんが参画する。
「訪問美容ゼミ」プログラム
【第1回】訪問美容・介護・営業のキホン、半年間の計画づくりなど
東京・6月11日(火)、大阪・6月17日(月)10時~19時
【第2回】営業ロールプレイング練習、半年間へのアドバイスなど
東京・7月16日(火)、大阪・7月22日(月)10時~19時
【第3回】最終結果の共有、発表会
東京・2020年3月24日(火)、大阪・2020年3月16日(月)13時~19時
◆「訪問美容ゼミ」への応募はこちらから
⇒https://hba.beauty.hotpepper.jp/think/houmon/17252/
ビュートピア編集長の目
訪問美容は、超高齢社会におけるQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)向上対策として注目を集めています。理美容師が、介護が必要な方の自宅や病院、福祉施設を訪問してヘアカットなどを行うというのは、社会ニーズに合致したビジネスです。
訪問美容専門の会社もあれば、個店の美容室が地元の施設や昔からのお客様を相手に行っているケースもあります。
「予約が入りにくい平日の午前中を訪問美容にあてられれば美容室経営が安定する」「社会的意義がある」ということで関心のある方も多いと思いますが、訪問美容ならではのノウハウや必要な知識、起きやすい問題への対策法などもあり、そう簡単に始められるものでもありません。
特にネックとなりやすいのが、施設への営業。訪問美容で必要になる「営業」は美容室の「集客」とは異なります。
リクルートの営業力は、美容師の皆さんが身をもって知っているところ。そのハウツーをロールプレイングで実践的に学べるよい機会ではないでしょうか。
◆訪問美容にオススメの器具や本はこちらから
⇒折りたたみシャンプー台、移動式シャンプーボールユニット、マクラ付移動シャンプーチェアなど