腱鞘炎対策については、
の全2回。今日は「ストレッチ編」です。
今回は、主に指の腱鞘炎の痛みをやわらげるストレッチです。
「前腕屈筋群(ぜんわんくっきんぐん)」「前腕伸筋群(ぜんわんしんきんぐん)」のストレッチやセルフマッサージをご紹介します!
細かい手先の作業をする理美容師さんで、腱鞘炎の悩みをかかえている人は多いと思います。手軽にできるケアなので、サロンワークを始める前や合間の時間、業務終了後にやってみてください!
手の腱鞘炎のうち、よく起こるのが、手のひら側で起こる腱鞘炎です。
手をにぎってもどすときに引っかかりを感じるような痛みが起こるもので、「ばね指」とも呼ばれます。女性に非常に多い症状で、男性の6倍起きると言われています。
ばね指は、前腕(ひじから手首までの部分)の前面(手のひら側)にある屈筋群がかたくなってしまって起こる症状です。
屈筋群とは、ひじの内側からスタートして指先までつながっている筋肉で、手首を手のひら側に曲げるときに使います。
バネ指を予防したり、指先を動かしやすくするための前腕のストレッチです。
まずは手のひらを上に向けて、反対側の手で指先に圧をかけていきます。
痛みが出ない程度に曲げていきます。前腕が伸びていることを感じてください。
ひじには内側から始まる屈筋群が4つほどあるので、曲げながら手のひらの向きを変えると、屈筋群全体がしっかりストレッチされます。
痛みが出るようなら、ひじを曲げて強度を調節してみてください。
前腕屈筋群
■ アクション
1)手のひらを上に向ける
2)指先を下に曲げる
■ 回数
左右30秒ずつ