カテゴリー: 特集・インタビュー

10代後半女性に注目! コロナ禍のサロン利用と美容意識の変化とは?

①1回あたりの利用金額が上昇!

10代後半女性というと、2003年~2007に生まれています(2022年時点)。生まれたときからスマホとSNSがあり、流行語大賞にもノミネートされた「TikTok売れ」などSNS消費の影響力が非常に大きい世代です。

サロン利用においては学生の多い世代なので金銭的な制限はもちろんありますが、コロナ禍でサロン使いに変化が起こっているようです!

まずは1回あたりの利用金額の変化について。10代後半女性の利用金額は5,433円と他の年代に比べると低いのですが、前年差に注目!40代に次いで前年からの金額がアップしています。10代後半女性の金額アップの背景を考えてみましょう。

②カラー利用率は2年間で1.5倍以上

まずはサロンでの「カラー利用率」です。10代後半女性のカラー利用率は、2019年から年々上昇し、2年間で1.5倍以上になっています。

『ホットペッパービューティー』の「フリーワード検索ランキング」でも10代は「インナーカラー」「ブリーチ」「イヤリングカラー」などのカラー技術のワードが人気です。SNSでもブリーチを入れた個性的なヘアカラーの写真や動画に高評価が集まっているのをご覧になっている方も多いかと思います。

こうしたカラーリングは、ワントーンカラーより単価もあがります。高付加価値のハイトーンカラー人気によって、10代後半女性の利用のすそ野も単価もあがっているのです。

③10代後半女性の関心は「髪型」より「髪質」

次に「改善にお金をかけたいポイント」で「髪型」と「髪質」に関する推移を見ていきましょう。

2020年までは10代後半女性は、「髪型」が「髪質」を上回っていたのですが、2021年に逆転。髪質よりも、髪型が重視される結果となりました。

前述した「カラー利用率の上昇」も髪質改善のニーズにつながっています。ハイトーンカラーの人気にともなって、髪の傷みを気にする女性が増えています。トリートメント技術に特化したサロンや、トリートメント専門サロンで集客に成功しているサロンもあります。

グラフは10代後半女性のデータですが、他の年代と比較すると特徴的な数字があります。「髪型」よりも「髪質」が上回っているのは、実は10代後半女性のみ!コロナ禍で改めて自分に向き合う時間が増えており、その中で本質的美容ニーズが高まっていると言われていますが、10代後半女性は特にその傾向が強いのかもしれません。

AD

Page: 1 2

Share