③クラムシェル
クラムシェルとは
クラムシェルは股関節にあるインナーマッスル、外旋六筋(がいせんろっきん)をきたえるエクササイズです。
動きがクラムシェル(貝がら)に見えることから、このような名前がついています。
外旋六筋は、股関節を外旋させるための筋肉ですが、姿勢を支える働きもしてくれています。この部分をきたえることで、正しい姿勢が保てるようになります。
クラムシェル「横向きになってひじで身体をささえる→ひざを外に開きながら立ち上がる」
1)横向きになってひじで身体をささえる
横向きになり、ひじで身体をささえます。
このとき、足はそろえておきます。
2)ひざを外に開きながら立ち上がる
ひじで身体を支えたまま、つまさきからひざを開いて、この姿勢のまま3秒キープします。
お尻に力が入っていることを意識してください。写真の場合、右のお尻の深部に力が入っています。
前傾姿勢の人や、X脚の人は、クラムシェルをすると姿勢が良くなりますよ。
クラムシェル
■ アクション
1)横向きになってひじで身体をささえる
2)ひざを外に開きながら立ち上がる
■ 回数
左右それぞれ10秒ずつ
今日のまとめ
今回は下半身の筋肉をきたえたり、足底のインプットを良くしたりするためのエクササイズについてお伝えしました。
姿勢が正しく改善されれば、腰痛の予防にもなりますし、疲れにくくなります。ぽっこりしたお腹も解消できます。
週に1回でも効果は出ますが、週に3回やれば、なお効果が出ます。サロンワークの前後やすき間時間に試してみてください!
次回、連載第8回「腱鞘炎対策 ストレッチ前編」は3月1日(火)公開です。毎週アップしていくので、一緒に続けていきましょう。
以上、バズーカ岡田でした!
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バズーカ岡田(岡田隆)
日本体育大学体育学部教授/理学療法士
日本オリンピック委員会科学サポート部門員/日本ボディビル&フィットネス連盟ジュニア委員長/株式会社ジムガレージ取締役
1980年生まれ、愛知県出身。日本体育大学体育学部卒業、日本体育大学大学院体育科学研究科修了(体育科学修士)、東京大学大学院総合文化研究科単位取得満期退学。トレーニングは「心と体を鍛えるもの」をポリシーに、自らも選手・ボディビルダーとして活動しつつトレーニングを指導。骨格筋評論家として「ホンマでっか!?TV」などメディア出演多数。自身がプロデュースするジム「STUDIO BAZOOKA」、ボディケアスタジオ「ACTIVE RESET」を運営。
▽STUDIO BAZOOKA=studiobazooka.com
▽ACTIVE RESET=activereset.com
▽YouTube=バズーカ岡田の筋トレラボ
監修/岡田隆(バズーカ岡田)、八角卓克 構成・編集・取材/大徳明子 取材・文/大山くまお 撮影/上米良未来