姿勢改善については、
の全3回。今日は「予防エクササイズ前編」です。
前回は大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)、外旋六筋(がいせんろっきん)、中臀筋(ちゅうでんきん)をストレッチしましたが、今回は正しい姿勢を維持するために動作を修正していくようなエクササイズです。
「チェストオープナー」「コブラ」「キャットバック」をご紹介します!
寝た状態で行うエクササイズなので、自宅のふとんの上や、サロンにマットをしいてやってみてください!
チェストオープナーとは、胸の後にある背骨の胸椎(きょうつい)を回旋(かいせん)させていく運動です。
胸椎は、身体を支える脊椎(せきつい)の中でも、肩甲骨(けんこうこつ)辺りから腰の上あたりまでを指します。
姿勢が悪い(特に猫背)と、胸椎が動かなくなります。胸椎を動かすことによって、姿勢改善につながります。
胸椎の回旋は、簡単に感じるかもしれませんが、できない人は意外と多いです。胸椎のかわりに、腰を回旋させてしまっている人が多いのですが、腰は本来、回旋させるのに向いていません。
腰の回旋を繰り返すと腰に負担をかけてしまい、痛みにつながりやすくなります。
両手を横に出して、手のひらを重ねます。
このとき、右足は膝から曲げておきます。
片手を頭の上に回していきます。アームスウィープともいうエクササイズです。
手は脱力して、地面をはうように動かしていきましょう。手の先を目線で追ってみてください。
しっかり胸を広げていきましょう。
このとき、息を吸って肺をふくらませたほうがよく広がります。
両手を開きます。ただし、ここまで開かない人は無理をしないようにしてください。
開いたら、また元の位置に戻して、テンポよく10回繰り返しましょう。
ここまで胸椎を回旋できるようになれば、身体がすごく変わります!
大腿筋膜張筋
■ アクション
1)手を横に出した状態で寝る
2)片手を頭の上で回していく
3)胸を広げる
4)両手を開く
■ 回数
左右5回ずつ