腰痛対策については、
の全4回。今日は「予防エクササイズ後編」です。
前回は身体の後ろ側についている筋肉をきたえましたが、今回は前側の筋肉をきたえていきます。
「バックエクステンション」「ヒップリフト」「RDL」をご紹介します!
今回も、サロンワークの前後のすき間時間に行うことをイメージして、カットイスを利用しながらやっていきましょう!
バックエクステンションは、脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)という背中を通っている長い筋肉をきたえる運動です。
脊柱起立筋は、頭蓋骨の下から背骨の両側を通り、骨盤まで続いています。よい姿勢を保つため、とても大切な筋肉です。
姿勢が悪い人は、背部の筋肉が硬くなっていたり、衰えていたりします。
バックエクステンションとは、背中の下側を引き締める運動です。腰痛の原因になっている胸腰筋膜(胸から腰の筋肉を包んでいる)にもかかわっているので、脊柱起立筋を動かしていきましょう。
脊柱起立筋をきたえれば、腰に負担がかかりにくい身体になります。腰痛予防には良い姿勢が大事なのです。(姿勢については次回の連載!)
また、腰痛予防には骨盤が前傾・後傾せずに正しい位置にあることが大切になります。骨盤につながっている脊柱起立筋をきたえることで骨盤がしっかり立ち、真っ直ぐな姿勢の維持につながるでしょう。
うつぶせの状態から背中に力を入れて、身体を起こしていきます。
身体を起こすとき、首はまっすぐにしておいてください。首を反らせると体全体が反ってしまって痛みにつながります。あごを引いた状態にしておきましょう。
肩甲骨を少し寄せることを意識すると、さらに効果的です。
上体を起こしたら戻してください。10回3セット行いましょう。
バックエクステンション
■ アクション
1)うつぶせになる
2)背中に力を入れて上体を起こす
■ 回数
10回×3セット