ヒップリフトは大臀筋(だいでんきん)をきたえる運動です。大臀筋はお尻についている大きな筋肉です。くわしくは、連載第1回「腰痛対策/ストレッチ前編」をご覧ください。
大臀筋は硬くなっているだけでなく、衰えてしまっていることもあります。伸ばすだけでなく、しっかりときたえていきましょう。
まずは仰向けになって、膝を90度に曲げてください。
かかとで地面を押していく感じで、お尻を持ち上げます。このとき、大臀筋とハムストリングスに力が入ります。
ゆっくり上げて、ゆっくり下ろします。3秒で上げて、3秒で下ろすような感じでやりましょう。
大臀筋、ハムストリンスだけでなく、脊柱起立筋にも力が入っていきますが、そのなかでも、もっとも力が入っているのが大臀筋です。
お尻の筋肉をきたえることで、正しい姿勢を保つことができるようになります。
ヒップリフト
■ アクション
1)仰向けで膝を90度にする
2)お尻を持ち上げる
■ 回数
10回×3セット
シングルレッグ・ヒップリフトは、ヒップリフトより、やや難易度が高いエクササイズです。
片足を上げているとバランスが崩れるので、お尻だけでなく、お腹にも力をいれなければいけません。お尻とお腹、両方の筋肉をきたえることで、正しい姿勢を保つことができるようになります。
まず、仰向けになって、片足の膝を90度に曲げて、片足をまっすぐ伸ばします。
まず、仰向けに寝ます。
バランスに気をつけながら、お尻とお腹に力を入れて、お尻を持ち上げていきます。
3秒でゆっくり上げて、3秒でゆっくり下ろします。
左右、それぞれ8回ずつ3セット行いましょう。
シングルレッグ・ヒップリフト
■ アクション
1)仰向けに寝る
2)片足を上げる
3)お尻を持ち上げる
■ 回数
左右それぞれ8回×3セット