③中臀筋(ちゅうでんきん)
中臀筋とは
中臀筋も、外旋六筋と同じく、骨盤の後ろ側についている筋肉です。
お尻についている大臀筋の少し奥にある筋肉で、股関節を外転するための働きをします。
中臀筋「片足を抱えて反対の足をクロスさせる→身体を丸めながらひざを押す」
1)片足を抱えて反対の足をクロスさせる
仰向けになり、片足(写真では左足)を折り曲げてひざの裏を抱え、反対側の足をクロスさせて左足のひざに乗せます。
この時点で、お尻の奥にある中臀筋は伸びています。
2)身体を丸めながらひざを押す
お尻を上げて身体を丸めながら、クロスさせている足のひざを押します。この写真では、右足のひざに左足をクロスして乗せ、左足のひざを押しています。
丸まっていくときは、おへそを見るような感じにしましょう。
お尻の奥にある中臀筋を伸ばすことで、後ろに傾いている骨盤が前に戻ってきて、姿勢改善につながっていきます。猫背の人にとても効果のあるストレッチです。
中臀筋(ちゅうでんきん)
■ アクション
1)片足を抱えて反対の足をクロスさせる
2)身体を丸めながらひざを押す
■ 回数
片側20秒ずつ×2セット
今日のまとめ
今回は姿勢改善のため、骨盤の前側と後ろ側についている筋肉のストレッチについてお伝えしました。ストレッチによって骨盤の位置を戻すことで、姿勢改善につなげることができます。
ストレッチは週に1回でも効果は出ますが、週に3回やれば、なお効果が出ます。サロンワークの前後やすき間時間に試してみてください。
何より継続することが柔軟性改善には重要ですので、ライフスタイルにあわせてやってみましょう!
次回、連載第6回「姿勢改善 予防ストレッチ前編」は2月15日(火)公開です。毎週アップしていくので、一緒に続けていきましょう。
以上、バズーカ岡田でした!
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バズーカ岡田(岡田隆)
日本体育大学体育学部教授/理学療法士
日本オリンピック委員会科学サポート部門員/日本ボディビル&フィットネス連盟ジュニア委員長/株式会社ジムガレージ取締役
1980年生まれ、愛知県出身。日本体育大学体育学部卒業、日本体育大学大学院体育科学研究科修了(体育科学修士)、東京大学大学院総合文化研究科単位取得満期退学。トレーニングは「心と体を鍛えるもの」をポリシーに、自らも選手・ボディビルダーとして活動しつつトレーニングを指導。骨格筋評論家として「ホンマでっか!?TV」などメディア出演多数。自身がプロデュースするジム「STUDIO BAZOOKA」、ボディケアスタジオ「ACTIVE RESET」を運営。
▽STUDIO BAZOOKA=studiobazooka.com
▽ACTIVE RESET=activereset.com
▽YouTube=バズーカ岡田の筋トレラボ
監修/岡田隆(バズーカ岡田)、八角卓克 構成・編集・取材/大徳明子 取材・文/大山くまお 撮影/上米良未来