カールアップは軽い腹筋運動のことです。上体起こしをして、腹直筋をきたえていきます。
腹直筋とはお腹の正面にある長い筋肉で、体を前にかがめるときに使います。「シックスパック」と呼ばれる6つに割れた腹筋は、この腹直筋のことです。
腰の周辺にある筋肉をきたえることで腰に与える負担を軽減させ、腰痛予防が期待できます。
学校の体育の時間で習う上体起こしは腰に与えるストレスが大きいので、腰に負担のかからない腹筋運動をしていきましょう。
身体を椅子に預けた状態で、手を胸の前でクロスさせます。そこから身体を前に丸めていきます。
ポイントはおへそを見るような感じで身体を丸めることです。
おへそを見ながら、思いきり息を吐きます。
息を吐ききることで、肺の空気が抜けて、身体を丸めやすくなります。
そのままの姿勢で20秒から30秒ほどキープしてください。
身体を丸めるときは、両肩を身体の中心に寄せるようにし、肩甲骨を広げながらやると効果的です。
エクササイズなので10回を3セットほど行ってください。なるべく丁寧にやって、1セットやったら1分ぐらい休憩を入れましょう。
カールアップ
■ アクション
１）胸の前で手をクロスさせて状態を起こす
２）手を上げたほうと反対側に身体を曲げる
■ 回数
10回×3セット
今回は身体の前側についている筋肉のエクササイズについてお伝えしました。
身体の前側の筋肉をきたえれば、腰への負担を軽くすることができます。
週に1回でも効果は出ますが、週に3回やれば、なお効果が出ます。サロンワークの前後やすき間時間に試してみてください！
次回、連載第4回「腰痛 予防エクササイズ後編」は2月1日（火）公開です。毎週アップしていくので、一緒に続けていきましょう！
以上、バズーカ岡田でした！
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バズーカ岡田（岡田隆）
日本体育大学体育学部教授/理学療法士
日本オリンピック委員会科学サポート部門員/日本ボディビル＆フィットネス連盟ジュニア委員長/株式会社ジムガレージ取締役
1980年生まれ、愛知県出身。日本体育大学体育学部卒業、日本体育大学大学院体育科学研究科修了（体育科学修士）、東京大学大学院総合文化研究科単位取得満期退学。トレーニングは「心と体を鍛えるもの」をポリシーに、自らも選手・ボディビルダーとして活動しつつトレーニングを指導。骨格筋評論家として「ホンマでっか!?TV」などメディア出演多数。自身がプロデュースするジム「STUDIO BAZOOKA」、ボディケアスタジオ「ACTIVE RESET」を運営。
▽STUDIO BAZOOKA＝studiobazooka.com
▽ACTIVE RESET＝activereset.com
▽YouTube＝バズーカ岡田の筋トレラボ
監修／岡田隆（バズーカ岡田）、八角卓克 構成・編集・取材／大徳明子 取材・文／大山くまお 撮影／上米良未来