広背筋とは背中についている大きな筋肉です。上腕骨についていて、腕を伸ばしたり閉じたりするような動きをするときに使います。
大臀筋(だいでんきん)と同じく胸腰筋膜についている筋肉で、こちらは上のほうについています。
胸腰筋膜に影響を与えているので、広背筋が硬くなってしまうと腰痛の原因になります。また、広背筋が硬くなっていると、骨盤の後傾につながります。これも腰痛の原因です。
猫背の人は、広背筋がガチガチに硬くなっていることが多いです。ストレッチして広背筋をやわらかくしていきましょう。
まずは、右側の体側を伸ばしていきます。
左手でイスを持ってバランスを取りながら、右手を高く上げます。このとき、左足を前に出して、右足を後ろに引きます。
右手を上げたまま、左側にグーッと曲げていきます。骨盤を右に動かしていくと、体側が伸びていくのがわかります。
身体を曲げるときは、手を遠くに伸ばすような感覚でいると効果的です。これを左右繰り返します。
広背筋
■ アクション
1)腕を上げる(片手を上げて足をクロスさせる)
2)腰から曲げていく(手を上げたほうと反対側に身体を曲げる)
■ 回数
それぞれ左右20秒×3セット
今回は身体の後ろ側についている筋肉のストレッチについてお伝えしました。身体を前かがみにしたときに腰痛が出る人は、これらのストレッチが効果的です。
週に1回でも効果は出ますが、週に3回やれば、なお効果が出ます。サロンワークの前後やすき間時間にぜひ試してみてください!
次回、連載第2回「腰痛 ストレッチ後編」は1月18日(火)公開です。毎週アップしていくので、一緒に続けていきましょう!
以上、バズーカ岡田でした!
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バズーカ岡田(岡田隆)
日本体育大学体育学部教授/理学療法士
日本オリンピック委員会科学サポート部門員/日本ボディビル&フィットネス連盟ジュニア委員長/株式会社ジムガレージ取締役
1980年生まれ、愛知県出身。日本体育大学体育学部卒業、日本体育大学大学院体育科学研究科修了(体育科学修士)、東京大学大学院総合文化研究科単位取得満期退学。トレーニングは「心と体を鍛えるもの」をポリシーに、自らも選手・ボディビルダーとして活動しつつトレーニングを指導。骨格筋評論家として「ホンマでっか!?TV」などメディア出演多数。自身がプロデュースするジム「STUDIO BAZOOKA」、ボディケアスタジオ「ACTIVE RESET」を運営。
▽STUDIO BAZOOKA=studiobazooka.com
▽ACTIVE RESET=activereset.com
▽YouTube=バズーカ岡田の筋トレラボ
監修/岡田隆(バズーカ岡田)、八角卓克 構成・編集・取材/大徳明子 取材・文/大山くまお 撮影/上米良未来